9販売および業務プランの管理

この章の内容は次のとおりです。

販売および業務プラン: 説明

販売および業務プランを実行する前に、プランを作成してそのオプションを定義する必要があります。プラン・オプションは、実行するプランのタイプを指定することで、プランニング・サービスの処理を決定します。これらのオプションでは、組織、品目、リソース、時間範囲、プランニング・メジャーなどの観点からプランのスコープを指定します。プラン・オプションでは、需要と供給をプラン内で個別に計画するか、連続して計画するかも構成します。「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域の「プランの作成」ページを使用して、プランを作成し、そのオプションを定義します。

「プランの作成」ページの次のタブ間を移動して、販売および業務プランのプラン・オプションを設定します。

  • スコープ: プランで使用するプラン組織、品目、時間範囲およびメジャーを指定します。

  • 需要: 需要の計画時に含める予測プロファイルを指定します。

  • 供給: プランニング供給の一般オプションと組織固有のオプションを指定します。

「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域の「プランの管理」ページは、統合プラン管理用です。「プランの管理」ページから実行できるタスクには、次のものがあります。

  • プランの作成および定義

  • 既存のプランのコピーの作成

  • 既存のプランのオープン

  • バッチ・モードでのプランの実行

  • プランでのデータ・リフレッシュの実行

  • プランの承認

既存の販売および業務プランでは、「プランの管理」タスクを使用してプランの検索とオープンを行います。「プランの管理」ページにアクセスして既存の販売および業務プランをオープンするには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、「販売および業務プランニング」作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「タスク」ドロワーで「プランの管理」をクリックします。

  3. 「プランの管理」ページで、適切な検索基準を指定して「検索」をクリックします。

  4. 検索結果領域で、プランを選択して「処理」ボタンをクリックします。

プランの管理

プランの管理: 説明

「プランの管理」ページおよび「プランの編集」ページの「処理」メニューは、すべてのプラン・タイプのプラン管理ページと統合されています。「プランの編集」ページを開く際には、ヘッダーにプラン名しか表示されないことに注意してください。

注意: 必ずしもすべての処理オプションが「プランの管理」ページと「プランの編集」ページの両方で使用できるわけではありません。たとえば、「比較」処理は「プランの編集」ページでオープン・プランを表示している場合のみ使用できます。また、必ずしもすべての処理オプションがすべてのプラン・タイプまたは作業領域で使用できるわけではありません。たとえば、「プランニング・セントラル」作業領域では、「アーカイブ」、「比較」または「シミュレーション・セットにコピー」が「処理」メニューに含まれていません。

次の表に、「処理」メニューの使用可能なオプションと各オプションの説明を示します。

処理 説明

承認

プランの承認プロセスを開始して完了します。

プランに戻ると、「承認済」ステータスが「承認ステータス」列から削除されます。

アーカイブ

プランをアーカイブします。

比較の取消

プラン・データの比較を取り消します。

クローズ

メモリーからロードされたプランを閉じます。このオプションは、「需要プラン」タイプに使用できません。

比較

プラン・データを別のプランと比較します。

シミュレーション・セットにコピー

「シミュレーション・セットにコピー」ダイアログ・ボックスを開き、既存のシミュレーション・セットにプラン・データをコピーします。プラン・データには、品目、リソース可用性、リソース構成表などが含まれます。このオプションは、「供給プラン」および「需要と供給プラン」タイプのみに使用できます。

作成

新しいプランのプラン・オプションを定義できる「プランの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。プラン・タイプに応じて、「スコープ」、「需要」、「安全在庫」および「供給」の各オプションを定義します。「安全在庫」タブは、「販売および業務プラン」タイプに使用できません。

削除

プランとそのアーカイブ・バージョンを削除します。この取り消すことができない処理は、メモリーおよびデータベースからプランをパージします。

複製

事前定義プランを利用したり、what-ifシミュレーション分析を実行するために、既存のプランのコピーを作成します。プラン・オプションのみをコピーするのか、プラン・データを含めてプラン・オプションをコピーするのか決めることができます。

プラン・オプションの編集

プラン・オプションを編集できる「プラン・オプション」ダイアログ・ボックスを開きます。プラン・タイプに応じて、「スコープ」、「需要」、「安全在庫」および「供給」の各オプションを変更できます。

エクスポート

「プランの管理」ページの「検索結果」表からスプレッドシートにデータをエクスポートします。

ロード

メモリーにプランをロードします。このオプションは、「販売および業務プラン」タイプのみに使用できます。

表、グラフおよび分析セットの管理

「表、グラフおよび分析セットの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。表、グラフ、タイル、タイル・セットおよび分析セットの検索と管理が可能です。

オープン

既存のプランについて「プランの編集」ページを開きます。ページ・ヘッダーにはプラン名しか表示されないことに注意してください。

オーダー予測の公開

「オーダー予測の公開」ジョブを開始します。オーダー予測を公開するためにプランをデータベースに保存する必要はありません。このオプションは、「品目」、「供給および需要」、「プランの管理」の各ページの「処理」メニューで使用できます。このオプションは、「供給プラン」および「需要と供給プラン」タイプのみに使用できます。

プラン・データの公開

プラン・データを公開します。

リリース

「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域から別のプラン実行システムにプランをリリースします。このオプションは、「供給プラン」および「需要と供給プラン」タイプのみに使用できます。

「リリース」処理により、承認されたプランニング推奨を実行システムに公開することで、サプライ・チェーン・プランニングが他のプラン実行システムと統合されます。これらのプラン推奨の形式は、新規計画オーダー、再計画済の既存の供給、取消済の既存の供給のいずれかです。

承認の要求

プランの承認を要求します。このオプションは、「販売および業務プラン」タイプのみに使用できます。

承認ステータスのリセット

承認ステータスをリセットします。このオプションは、「供給プラン」タイプに使用できません。

プラン・メッセージのレビュー

「プラン・メッセージのレビュー」タブを開いて、予測生成や供給プラン生成などのプランニング・プロセスによって生成された警告メッセージやエラー・メッセージをレビューできます。警告条件やエラー条件に対処するための推奨をレビューすることもできます。

実行

プランを実行し、データを生成します。

「実行」をクリックすると、「プランの実行」ダイアログ・ボックスが開きます。「プランの実行」ダイアログ・ボックスで、データ・リフレッシュ・オプション、スコープ・オプション、需要および供給プランの実行オプションを選択してプランニング・データを生成できます。

プランをデータベースに保存

プランをメモリーからデータベースに保存します。

プランをデータベースに保存する利点は、先にプランをロードしなくてもプラン分析を実行できることです。このオプションは、「供給プラン」および「需要と供給プラン」タイプのみに使用できます。

ステータス詳細の表示

「プラン・ステータス詳細」ダイアログ・ボックスを開いて、選択したプランについてユーザーが実行した処理をすべて表示します。また、ステータスの詳細をスプレッドシートにエクスポートできます。

プランの作成: 手順

プランを作成した後、複製することにより、時間を節約し、計画アクティビティを増分的に実行できます。たとえば、組織や品目など、既存のプランに関連する事業分野を定義している場合です。新しいプランを定義するのではなく、その既存のプランからコピーを作成できます。

プランを作成して実行するには、次の一般的な手順を使用します。

  1. ナビゲータで、サプライ・チェーン・プランニング作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「タスク」パネル・タブをクリックします。

  3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランの管理」リンクをクリックします。

  4. 「検索結果」リージョンで、「処理」メニューの「作成」を選択します。

  5. プランに関する次の情報を指定します。

    1. 名前を入力します。

    2. (オプション)プランの摘要を入力します。

    3. プラン・タイプを選択します。

    4. (オプション)「OTBIレポートに使用可能」チェック・ボックスを選択して、プランのメジャーをOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)のレポートに使用できるようにします。

    5. 所有者を選択します。

    6. アクセス・レベルを定義します。

      1. すべてのユーザーがプランにアクセスできるようにするには、「公開」を選択します。

      2. 「非公開」を選択すると、プランへのアクセスは、自分と自分がアクセスを許可するユーザーのリストに制限されます。

  6. 選択したプランのタイプに基づいて、1つ以上のタブ(「スコープ」、「需要」、「安全在庫」および「供給」)で必要な情報を指定します。

  7. 「保存してクローズ」をクリックします。

  8. 「処理」メニューをクリックし、「実行」を選択します。

プランのコピー: 手順

プランを作成した後、複製することにより、時間を節約し、計画アクティビティを増分的に実行できます。たとえば、組織や品目など、既存のプランに関連する事業分野を定義している場合です。新しいプランを定義するのではなく、その既存のプランからコピーを作成できます。

複製手順は、次の目的で使用します。

  • プラン・データを含む、既存のプランのコピーを作成します。

  • プラン・オプションのコピーのみを作成します。

プランをコピーする手順は、次のとおりです。

  1. 「プランの作成」ダイアログ・ボックスに移動します。

    1. ナビゲータで、サプライ・チェーン・プランニング作業領域のリンクをクリックします。

    2. 「タスク」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランの管理」リンクをクリックします。

    4. 検索パラメータを入力し、「検索」ボタンをクリックします。

    5. 「検索結果」リージョンで、コピーするプランを選択し、「処理」をクリックして「複製」を選択します。

  2. 「プランの作成」ダイアログ・ボックスで、プランについて次の情報を入力します。

    1. コピー・タイプを選択します。

      • プラン・オプションのみコピー: プラン・オプションが複製プランにコピーされますが、プラン・データはコピーされません。

        通常、「プラン・オプションのみコピー」オプションを選択してプランを複製した場合、プランを実行する前に、次のステップとしてプラン・オプションを編集します。

      • プランをベース・プランへの参照とともにコピー: ベース・プランへの参照とともにプランを複製した場合は、プランを実行する前に編集を加えるため、次のステップとしてコピーしたプランを開きます。「プランの管理」ページの「コピー元」列には、コピー元のプランの名前が表示されます。

        注意: ベース・プランを削除したり、「現在のデータでリフレッシュ」オプションを選択してベース・プランを再実行すると、ベース・プランからコピーしたプランは無効になります。
      • すべてのプラン・データをベース・プランへの参照なしでコピー: プランニング・プロセスにより、プラン全体のスタンドアロン・コピーが作成されます。「プランの管理」ページの「コピー元」列は空白です。このオプションは、「需要プラン」タイプまたは「販売および業務プラン」タイプには使用できません。

    2. 名前と摘要を入力します。

    3. アクセス・レベルを定義します。

      • すべてのユーザーがプランにアクセスできるようにするには、「公開」を選択します。

      • 「非公開」を選択すると、プランへのアクセスは、自分と自分がアクセスを許可するユーザーのリストに制限されます。

    4. (オプション)「コピー後にプランをロード」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスは、「需要プラン」タイプまたは「販売および業務プラン」タイプには使用できません。

    5. 所有者を選択します。

  3. 「保存してクローズ」をクリックします

プランの表示: 手順

既存のプランがある場合は、「プラン」ドロワーから、または「プランの管理」タスクを使用してプランを開くことができます。プランは、常に、表示する前に実行する必要があります。

既存のプランを「プラン」ドロワーから開いて表示するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、サプライ・チェーン・プランニング作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「プラン」ドロワーをクリックします。

  3. 「プラン」を展開して任意のプランを選択します。

  4. 「処理」ボタンをクリックし、「オープン」を選択します。

    ヒント: プランの数が多い場合は、「プランの管理」タスクを使用してプランを検索することもできます。この場合は、適切な検索基準を入力し、「検索」をクリックします。検索結果領域で、プランを選択し、「処理」ボタンをクリックして、「オープン」を選択します。販売および業務プランを表示する場合は、この方法をお薦めします。

プランをOTBIレポートに使用できるようにする: 説明

Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)は、対話型のユーザー定義レポートを作成できるリアルタイムおよびセルフサービスのレポート・ソリューションです。サプライ・チェーン・プランニング作業領域で作成したプランをOTBIレポートに使用できるようにすると、次のようなことが可能になります。

  • レポートをリアルタイムで実行して、供給、需要、販売および業務の各プランニングのプランを分析する

  • ビジネス・インテリジェンスのツールとチャートを使用して、ユーザーが構成可能な使いやすいレポートを生成する

  • 例外メトリック、在庫残高、ペグ数量、リリースされるオーダーなどのキー・メトリックを分析する

  • OTBIレポートに使用可能な複数のプランを比較する

サプライ・チェーンのパフォーマンスを改善するために、実際の業務データに関する戦略的インサイトを使用して問題領域をモニターおよび特定できます。主要なメジャーを使用して複数のシナリオをリアルタイムで比較して、最善の策を特定できます。複雑な戦略やプランをモデル化して分析および比較することにより、変化に対応できます。さらに、例外条件に基づくアラート、ユーザー定義メジャー、条件付き書式設定などのOTBIのネイティブ機能を定義して、問題領域をモニターまたは追跡できます。

OTBIレポートを作成するには、Oracle Fusionの「レポートおよび分析」作業領域に移動します。サプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用可能な基準メジャーを使用してレポートを作成できます。標準のビジネス・インテリジェンス・ツールを使用して、基準メジャーに基づくユーザー定義メジャーを作成することもできます。

サプライ・チェーン・プランニング作業領域でOTBIレポートを開くには、OTBIレポートを「トランザクション分析サンプル」フォルダの「レポート・コンポーネント」サブフォルダに保存します。「レポート・コンポーネント」フォルダは、「レポートおよび分析」作業領域の共有サプライ・チェーン・プランニング・フォルダにあります。

プランをOTBIレポートに使用できるようにするには、次の作業を行う必要があります。

  • 供給、需要、販売および業務のいずれかのプランの「プラン・オプション」ページで、「OTBIレポートに使用可能」チェック・ボックスを選択します。

    注意: プランをOTBIレポートに使用できるようにしたら、そのプランを実行する必要があります。
  • 「レポート・カタログ」という名前のディメンション・カタログで「製品」および「時間」の階層を構成して、レポート階層を設定します。「製品」および「時間」の階層を構成するには、サプライ・チェーン・プランニング作業領域の「プランニング分析の構成」タスクを使用します。生成するレポートに応じて、「製品」および「時間」の階層を、「使用可能な階層」ペインから「選択した階層」ペインに移動します。「製品」および「時間」の階層を複数選択した場合は、それぞれの階層のデフォルト階層を選択する必要があります。事前定義レポートではデフォルト階層がデフォルトで使用されます。

サプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用可能な基準メジャーを使用してレポートを作成できます。標準のビジネス・インテリジェンス・ツールを使用して、基準メジャーに基づくユーザー定義メジャーを作成することもできます。

OTBIレポートへのアクセス

OTBIレポートにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. サプライ・チェーン・プランニング作業領域で、OTBIレポートに使用可能なプランを開きます。

  2. 「オープン」ボタンをクリックし、ペインを選択します。

  3. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、次のいずれかの操作を実行します。

    • レポートを検索します。

    • 「タイプ」「レポート」の順に選択して、リストをフィルタします。

  4. レポートを選択し、「OK」をクリックします。

    現行のオープン・プランのコンテキストでOTBIレポートが開きます。

レポートを検索すると、事前定義レポートと、自分で作成したユーザー定義レポートの両方が、検索結果のレポートのリストに含まれます。ユーザー定義レポートをサプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用するには、「トランザクション分析サンプル」フォルダの「レポート・コンポーネント」サブフォルダに保存する必要があります。次の事前定義レポートは、Oracle Fusionの「供給プランニング」および「Oracle Fusion Planning Central」の作業領域でのみ使用できます。

  • 最終品目別プランの作成

  • 品目オーダー別例外要約

  • 品目別詳細

  • 最終品目別ペギング詳細

  • プラン推奨要約グラフ

使用可能なメジャー

Oracle Fusionの「レポートおよび分析」作業領域では次のメジャーを使用できます。

  • CTO予測メトリック: 需要プランおよび需要と供給プランで次のCTO予測メトリックを使用できます。

    • 最終オプション需要予測

    • 最終プランニング率

    • オプション需要予測

      CTO予測メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「トップ・モデル」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。

  • 需要管理メトリック: 需要プランおよび需要と供給プランで次の需要管理メトリックを使用できます。

    • 記帳予測

    • 記帳履歴

    • 記帳履歴価額

    • 最終記帳予測

    • 最終出荷予測

    • 出荷予測

    • 出荷予測価額

    • 出荷履歴

    • 出荷履歴価額

      需要管理メトリックでは、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。

  • 例外メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次の例外メトリックを使用できます。

    • 例外数

    • 例外数量

    • 例外日数

    • 例外比率

    • 例外価額

      例外メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「サプライヤ」、「製造リソース」、「例外タイプ」などのディメンションがサポートされています。

  • オーダー・メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次のオーダー・メトリックを使用できます。

    • オーダー数量

    • 実装済供給数量

    • オーダー金額

      オーダー・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「オーダー詳細」、「オーダー・タイプ」などのディメンションがサポートされています。

  • ペギング・メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次のペギング・メトリックを使用できます。

    • ペグ数量

      ペギング・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「サプライヤ」、「最終需要」、「オーダー・タイプ」などのディメンションがサポートされています。

  • 販売および業務プランニング・メトリック: 販売および業務プランで次の販売および業務プランニング・メトリックを使用できます。

    • コンセンサス予測

    • コンセンサス予測価額

    • 最終販売予測

    • 最終販売予測価額

    • 販売予測

    • 販売予測価額

      販売および業務プランニング・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。

プラン・オプションの定義および管理

プラン・オプションでのスコープの定義: 説明

スコープ・オプションは、販売および業務プランのスコープを決定します。「プランの作成」ページの「スコープ」タブまたは「プラン・オプションの編集」ページの「スコープ」タブで、スコープ・プラン・オプションを定義または変更します。需要予測のプラン組織、品目、時間範囲およびプランニング・レベルを構成できます。また、階層、レベル、レベル・メンバーなど、プランのフィルタも定義できます。

「スコープ」タブで、販売および業務プランで使用するディメンション・カタログを指定します。ディメンション・カタログは、プランで使用するディメンションおよび階層のグループです。デフォルト・カタログを使用するか、独自のディメンション・カタログを作成します。

「スコープ」タブには、販売および業務プランの次のセクションが含まれます。

  • プラン組織

  • プラン品目

  • プラン・パラメータ

プラン組織

プランをフィルタ処理する基準となる階層、レベルおよびレベル・メンバーを指定します。また、組織のフィルタ処理に使用するソース・システム・コードを選択します。「プラン組織」セクションのフィールドは必須です。組織レベルより上位のレベルを選択すると、プランにその親レベルに属する組織が含まれます。

プラン品目

需要プランニングの特定の品目をフィルタ処理する基準となる階層、レベルおよびレベル・メンバーを指定します。選択した内容は、「プラン組織」セクションでの選択内容と組み合せて使用されます。親レベルに属する品目が含まれます。「販売および業務プラン」タイプでは、このセクションのフィールドは必須です。

プラン・パラメータ

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングは、週次または月次レベルで設定できます。パフォーマンスを向上するには、販売および業務プランを月次レベルで実行することをお薦めします。週次レベルで2年間プランを実行すると、104週分のデータ処理が発生します。処理エンジンは、パフォーマンスに影響を与える大量のデータを処理する必要があります。月次レベルで2年間プランを実行すると、24バケットのみで済み、パフォーマンスが向上します。

次の表は、「販売および業務プラン」タイプのプラン・パラメータの説明を示しています。

パラメータ 定義

プラン範囲日数

プランの日数。将来のニーズを予測して計画するための範囲日数を設定します。プランの長期稼働を避けるには、範囲日数を最小限に抑えます。デフォルトは550日です。

プランニング・カレンダ

時間レベルの予測および設定に使用されるカレンダ。カレンダは、プランに関連付けられているディメンション・カタログに属する必要があります。

プランニング・タイム・レベル

プランおよび予測プロファイルで使用されるプランニング・タイム・レベル。販売および業務プランは、週次または月次のタイム・バケットで生成できます。タイム・レベルは、選択した予測カレンダに応じて変化します。デフォルト値は、グレゴリオ暦の月です。

メジャー・カタログ

プランで使用するために複数のメジャー・セットをグループ化します。特定のプランに必要なメジャーのみを有効にすることで、向上したパフォーマンスで的を絞った分析を実行できます。プランニング管理者がメジャー・カタログを作成および変更できます。デフォルト値は、デフォルトS&OPカタログです。

価格表

収益計算で使用される価格表。価額計算で使用されるデフォルトの価格表は、「組織」および「品目」の「品目」表で定義される「品目定価」です。

例外セット

プランの一部として計算する例外とともに、例外を計算するための組織とカタログに対するフィルタをリスト表示します。

シミュレーション・セット

プランで使用するシミュレーション・セットをリストします。シミュレーション・セットは、プラン入力の調整のセットです。シミュレーション・セットをプランに適用して、使用可能なリソース能力の増加など、様々なビジネス・シナリオをモデル化します。

プラン・オプションでの需要の定義: 説明

「需要」タブを使用して、需要プラン・オプションを定義します。需要プランニングは、多くの会社では供給プランニングとは別個のプランニング・プロセスです。「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域の「プランの作成」または「プラン・オプションの編集」ページの「需要」タブで、需要プラン・オプションを定義または変更します。

需要プランへの予測プロファイルの追加: 説明

需要プラン・オプションによって、需要プランの実行の一環として含める予測プロファイルが決定されます。「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域の「プラン・オプション」ページの「需要」タブまたは「プラン・オプションの編集」ページの「需要」タブで、需要プランの予測プロファイル・オプションを定義します。「需要」タブは、「供給プラン」タイプでは使用できません。

「予測プロファイル」リージョンで、需要プランの実行で使用可能にする予測プロファイルを選択します。また、予測生成で使用する履歴データの量を指定することもできます。需要プランを実行すると、予測プロファイルが指定した順序で実行されます。

需要プランニング・エンジンは、日、週、月などの異なるタイム・レベルで統計需要予測を生成できます。「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブの「予測タイム・レベル」フィールドでタイム・レベルを指定します。

注意: 「販売および業務プラン」タイプの場合、需要プランニング・エンジンでは、統計需要予測を週または月の時間レベルで生成できます。「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブの「プランニング・タイム・レベル」フィールドでタイム・レベルを指定します。

入力メジャーおよび出力メジャー付きの予測プロファイル

「予測プロファイル」リージョンで、需要プランの一部として含める予測プロファイルを指定します。予測プロファイルの入力メジャーまたは出力メジャーを編集することはできません。

事前定義済みの予測プロファイルを下の表に示します。

予測プロファイル名 入力メジャー 出力メジャー

予測出荷

最終出荷履歴

出荷予測

イベント・アクティビティを含む予測出荷

最終出荷履歴

出荷予測

予測記帳

最終記帳履歴

記帳予測

イベント・アクティビティを含む予測記帳

最終記帳履歴

記帳予測

分析セット

分析セットは、予測プロファイルをプランのサブセットに適用するために使用されるオプションの基準です。

  • 分析セットを選択しない場合は、予測プロファイルがプランの全範囲に適用されます。

  • 分析セットを選択した場合、その分析セットによって定義されたプラン・スコープのサブセットのみに予測プロファイルが適用されます。

たとえば、特定の製品セットを含む分析セットがあり、その分析セットを予測プロファイルに対して選択します。予測は、プラン内のすべての製品ではなく、分析セットとプランの両方に含まれる特定の製品に対して生成されます。

履歴バケット

予測プロセス中に使用する履歴データの量を定義します。統計需要予測プロセスでは、このフィールドのバケット数を使用して、使用する履歴データの量を定義します。

履歴バケットは、プランの実行時に生成される需要予測に大きく影響します。少なくとも12か月の履歴を使用しますが、18から36か月の履歴がベスト・プラクティスです。履歴バケットを設定する場合、次の点に留意してください。

  • 履歴が長すぎると、プランの実行時間に影響し、予測と現在の需要パターンとの関係が薄くなります。

  • 1年未満の履歴は、季節分析に影響します。これには、年次の季節調整と休日両方の影響が含まれます。

履歴バケット設定は、予測の生成時に使用される履歴の最大量です。実際の量は、指定された品目と組織で使用できるデータによって異なります。品目と組織ごとに、予測プロセスは、使用可能なすべての履歴データを識別し、最初のプラスの需要ポイントの前にある先頭がゼロの需要を削除して、予測を生成します。

履歴の開始日および終了日

プラン定義によって、履歴開始日が決定されます。履歴終了日は、終了日および履歴バケットに基づいて計算されます。

予測バケット

将来どこまでの需要予測を生成するかを示し、プランのプランニング範囲セットによって決定されます。

ロックされた予測期間

需要プランの実行時に新しい予測を受け入れない履歴データの終わりからのバケット数を示します。

予測終了日

プランの実行時に予測が生成される最終日を示します。最終日は、プラン範囲および現在のプラン開始日に基づきます。

供給プラン・オプションの定義: 説明

供給および業務プランでは、「プラン・オプション」ページの「供給」タブを使用して、一般および組織固有の供給プランニング・オプションを設定します。「一般」サブタブを使用して、供給プラン属性、集計プラン属性および供給制約を指定します。「組織およびスケジュール」サブタブには、「スコープ」タブで指定された組織と、供給の計画に使用される需要スケジュールがリストされます。

一般

供給プラン属性: 販売および業務プランの供給プラン属性を指定します。

  • 割当セットを選択します。

  • プランに購買オーダー、転送オーダー、作業オーダーまたは販売オーダーを含めるオプションを選択できます。

集計プラン属性: 販売および業務プランの集計プラン属性を指定します。

  • プランニング製品レベル: 需要およびリソース構成表がプランでモデル化される製品レベルを指定します。製品レベルは、「品目」または「カテゴリ」として設定できます。デフォルト設定は、「品目」です。

  • カテゴリ・レベル・メンバー: カテゴリ・レベルで計画する品目を指定します。メンバーを選択するには、「プランニング製品レベル」を「カテゴリ」に設定する必要があります。

  • プランニング顧客レベル: 顧客需要がプランでモデル化されるレベルを指定します。顧客レベルは、「サイト」または「ゾーン」として設定できます。デフォルト設定は、「サイト」です。

制約: 販売および業務プランの制約を指定します。

  • リード・タイム圧縮可能: デフォルトで「リード・タイム圧縮可能」チェック・ボックスが選択されています。チェック・ボックスが選択されている場合、プラン実行でリード・タイム圧縮の例外が生成されます。チェック・ボックスが選択されていない場合、リード・タイムの制約が強制されます。

  • サプライヤ生産能力制約を考慮: 選択すると、サプライヤ事業所別のコンポーネント・カテゴリ・レベルで、サプライヤ品目生産能力制約が強制されます。カテゴリ内の品目の要件は引き続き表示できます。また、これらの品目に使用可能なサプライヤ生産能力をロードしない場合は、制約なしコンポーネント・カテゴリのサプライヤ要件を引き続き生成することもできます。

  • ワーク・センター生産能力制約を考慮: 選択すると、ワーク・センター・レベルで、リソース生産能力制約が強制されます。ワーク・センター内のリソース・ロードは引き続き表示できます。このチェック・ボックスを選択した場合は、製造場所内で、制約するワーク・センターを選択できます。制約されないワーク・センターのリソースについては、リソース要件を引き続き生成することもできます。

  • 制約付きワーク・センター・レベル・メンバー: 「ワーク・センター生産能力制約を考慮」を選択した場合は、制約するワーク・センター・レベル・メンバーも選択できます。ワーク・センターのリストは、「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブの「プラン組織」セクションで行われた選択に基づきます。ワーク・センターを選択しない場合、リソース生産能力制約は強制されません。

組織およびスケジュール

組織: 組織とその摘要が表示されます。組織は、「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブで指定された組織レベル・メンバーに基づきます。

需要スケジュール: 販売および業務プランの同じプラン名を参照する、供給の計画に使用される需要スケジュールが表示されます。

  • 供給プラン入力: 供給プランニングの制御に使用する次の事前構成されたメジャーのいずれかを選択します。

    • 承認済コンセンサス予測: 供給プランニング・アクティビティで使用するための最終承認を受けている協力レビューによって決定された最終需要予測です(数量で表されます)。

    • 承認済最終記帳予測: レビュー済で、供給プランニング・アクティビティで使用するための最終承認を受けている、記帳予測需要ストリームに基づいた統計需要予測です。

    • 承認済最終出荷予測: レビュー済で、供給プランニング・アクティビティで使用するための最終承認を受けている、出荷予測需要ストリームに基づいた統計需要予測です。

    • コンセンサス予測: 販売、マーケティングおよび業務からの複数の利害関係者予測を結合した加重需要予測です(数量で表され、すべてのプランナ調整を含みます)。需要レビュー・プロセスから取得された制約なしコンセンサス予測は、制約付き営業プランを開発するための基盤となります。

    • 最終記帳予測: 数量で表された、すべてのプランナ調整を含む記帳予測です。

    • 最終マーケティング予測: ベースライン・マーケティング予測に対するユーザー調整に基づくマーケティング予測です(数量で表されます)。

    • 最終販売予測: すべてのユーザー調整を含む最終販売予測です(数量で表されます)。

    • 最終出荷予測: 出荷履歴に基づいた最終予測です(数量で表され、プランナ調整を含みます)。

  • メジャー・レベル: セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングで需要スケジュールが消し込まれるレベルが表示されます。

技術管理パラメータ: 説明

このオプションを有効にすると、プランニング・プロセスによって、プラン実行時にマルチスレッド処理が実装されます。マルチスレッド処理により、プランの全体的な実行時間が短縮されます。このオプションを有効にするには、供給プランの「一般」タブで「詳細オプションの選択」をクリックし、「供給: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスで「マルチスレッド使用可能」を選択します。

プランでの制約の使用: 説明

プランのオプションで、サプライヤ生産能力およびリソース能力を制約するように構成できます。集計能力計画では、特定のワーク・センターのリソース能力を制約し、指定されたコンポーネント品目を製品カテゴリ・レベルで制約できます。プランで強制する能力制約と強制しない能力制約を柔軟に決定できます。「プラン・オプション」ページの「販売および業務」作業領域の「供給」タブで、これらの制約パラメータを構成します。

供給制約を構成して、重要なコンポーネント品目のサプライヤ・カテゴリ生産能力およびワーク・センター・リソース能力、およびリソース構成表の集計で使用されるボトルネック・リソースを強制できます。たとえば、サプライヤ独自のグローバル制約により一定の供給量が割り当てられた場合、または製造施設が既知の出力レベルを超えることができない場合は、これらの制約を販売および業務プランで強制できます。

注意: 制約付きプランでは、制約付きワーク・センターまたはサプライヤ・コンポーネント・カテゴリについて、生産能力稼働が100パーセントを超えることはできません。ただし、制約付きプランについても、制約されていないリソースおよびサプライヤの超過は依然として発生する可能性があります。

例外管理により、パフォーマンス・ギャップがある場所が識別されます。事前定義済の例外を特定の要件にあわせて調整し、例外セットで使用できます。

サプライヤ生産能力

サプライヤ生産能力を強制するには、「プラン・オプション」ページの「供給」タブで「制約」セクションの「サプライヤ生産能力制約を考慮」チェック・ボックスを選択します。プランニング・プロセスは、個々のコンポーネント品目ではなく、コンポーネント・カテゴリ・レベルでサプライヤ生産能力を制約します。コンポーネント・カテゴリ内のサプライヤ品目ロードは引き続き表示できます。

コンポーネント・カテゴリを制約する場合は、そのカテゴリのすべての品目に対して、使用可能なサプライヤ生産能力を指定してください。制約されているプランでコンポーネント・カテゴリを制約しない場合は、その品目に対して、使用可能なサプライヤ生産能力は指定しないでください。

制約されているコンポーネント・カテゴリの供給品目についても、サプライヤ生産能力の超過は依然として発生する可能性があります。制約は、コンポーネント・カテゴリ・レベルで強制されます。

リソース能力

リソース能力を強制するには、「プラン・オプション」ページの「供給」タブで「制約」セクションの「ワーク・センター生産能力制約を考慮」チェック・ボックスを選択します。プランニング・エンジンは、個々のリソースではなく、ワーク・センター・レベルでリソース能力を制約します。ワーク・センター内のリソース・ロードは引き続き表示できます。

プラン・オプションの製造場所で、制約するワーク・センターを選択できます。制約されないワーク・センターのリソースについては、リソース要件を引き続き生成することもできます。

リソースの制約されたプランでは、制約があるワーク・センターについて、リソース稼働率が100パーセントを超えることはできません。ただし、プラン内の制約されていないワークフロー・センターについても、リソース超過は依然として発生する可能性があります。制約があるワーク・センター内の個々のリソースはオーバーロードできます。制約は、ワーク・センター・レベルで強制されます。

例外

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングでは、サプライヤ・カテゴリ生産能力超過やワーク・センター過負荷など、制約付きプランで使用する事前定義済の例外が提供されます。これらの例外では、サプライヤ・コンポーネント・カテゴリおよびワーク・センターの生産能力稼働が100パーセントに完全にロードされると検出されます。

プランニング・サイクル・ステージの構成: 説明

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングには、プランニング・サイクルに5つの事前構成済レビュー・ステージ(「製品レビュー」、「需要レビュー」、「供給レビュー」、「財務レビュー」および「エグゼクティブ・レビュー」)が用意されています。組織のプランニング・プロセスに連携するように、レビュー・ステージの名前を変更できます。たとえば、「需要レビュー」という名前を「需要および供給貸借一致」に変更できます。プランニング・サイクルでレビュー・ステージ・タブを表示しないようにすることもできます。「プランニング・サイクル・ステージの構成」ダイアログ・ボックスを使用して、「プランニング・サイクルの管理」ページから移動するレビュー・ステージを名前変更したり、非表示にできます。

「プランニング・サイクルの管理」で、既存のプランニング・サイクルをテンプレートとして使用してプランニング・サイクルを作成します。プランニング・サイクルをコピーすると、そのプランニング・サイクルのステージ名に加えた変更と、ステージ名を表示するかどうかの選択が、新しいプランニング・サイクルにコピーされます。

注意: プランニング・サイクルでは最大5つのレビュー・ステージのみを使用でき、少なくとも1つのステージを表示する必要があります。また、プランニング・サイクル・ステージ名は一意である必要があります。プランニング・サイクルにすでに存在する名前は使用できません。

次の手順を使用して、レビュー・ステージの名前を変更したり、プランニング・サイクルのステージを非表示にします。

  1. 「プランニング・サイクル・ステージの構成」ダイアログ・ボックスを開きます。

    1. 「販売および業務プランニング」作業領域の「タスク」ドロワーをクリックし、「プランニング・サイクルの管理」をクリックします。

    2. 「プランニング・サイクルの管理」ページで、プランニング・サイクルを検索して選択します。

    3. プランニング・サイクルを開き、「処理」をクリックして、「ステージの構成」を選択します。

      「プランニング・サイクル・ステージの構成」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. 「ステージ名上書き」列に、事前定義済のレビュー・ステージ名のかわりに使用する新しい名前を入力します。

    入力するプランニング・サイクル・ステージ名は一意である必要があります。プランニング・サイクルにすでに存在する名前は使用できません。

  3. 「使用可能」列で「はい」を選択してタブを表示するか、「いいえ」を選択してそのステージのタブをユーザー・インタフェースで非表示にします。

    少なくとも1つのプランニング・サイクル・レビュー・ステージが「はい」に設定されている必要があります。

  4. 完了したら、「保存してクローズ」をクリックします。

    変更は、「プランニング・サイクルの管理」ページに表示されます。このプランニング・サイクルを新しいプランニング・サイクルのテンプレートとして使用する場合、変更は新しいプランニング・サイクルに引き継がれます。

販売および業務プランの実行: 手順

販売および業務プランを実行する際には、実行するプランのスコープを指定できます。たとえば、需要予測または供給補充、あるいはその両方を生成できます。実行前にプランの入力データをリフレッシュするかどうかも選択できます。また、プランをすぐに実行することも、設定した時刻または繰返しスケジュール(日次または週次)に基づいてバックグラウンドで実行することもできます。

プランを作成した後、プランを実行してデータを生成する必要があります。「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブには、オプションが、操作の順序に従い、「データ・リフレッシュ」、「スコープ」、「需要」、「供給」と並んでいます。最初にデータ・リフレッシュ・プロセスが実行され、その後、その出力がプランニング計算に使用されます。販売および業務プランの次のオプションを構成できます。

  • データ・リフレッシュ・オプション

  • スコープ・オプション

  • 需要プラン実行オプション

  • 供給プラン実行オプション

データ・リフレッシュ・オプション

次のデータ・リフレッシュ・オプションが使用可能です。

  • 現在のデータでリフレッシュしない: このオプションは、増分What-Ifプラン・シミュレーションを実行する場合に選択します。プラン開始日の繰上げはありません。

  • 現在のデータでリフレッシュ: このオプションは、プラン全体を最新の収集データでリフレッシュしたり、プラン開始日を早める場合に選択します。プランを初めて実行する場合は、このデータ・リフレッシュ・オプションのみが使用可能で、デフォルトで選択されます。

    販売および業務プランでこのオプションを選択すると、「スコープ・オプション」セクションの「需要の計画」チェック・ボックスと「供給の計画」チェック・ボックスがデフォルトで選択され、選択を解除することはできません。

スコープ・オプション

スコープ・オプションによって、再プランの対象が限定されます。次のスコープ・オプションが使用可能です。

  • 需要の計画: プラン実行時に需要を予測する場合に選択します。「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで「現在のデータでリフレッシュ」を選択した場合、このオプションがデフォルトで選択されます。

  • 供給の計画: プランニング・プロセスでプランの実行時に供給を計算する場合に選択します。「スコープ・オプション」セクションの「供給の計画」チェック・ボックスは、「プラン・オプション」ページの「供給」タブで「供給の計画」チェック・ボックスが選択されている場合にのみ使用できます。選択していない場合、集計プランニング・エンジンはプラン実行の一部として起動されません。選択した場合で、「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで「現在のデータでリフレッシュ」チェック・ボックスも選択している場合、「供給の計画」オプションがデフォルトで選択され、選択を解除することはできません。

  • プランのアーカイブ: プランの実行後にデータをアーカイブする場合に選択します。プランのアーカイブオプションは、「スコープ: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスで「アーカイブに使用可能」チェック・ボックスが選択されている場合に使用できます。このダイアログ・ボックスには、「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブから移動します。プランがアーカイブに使用可能になっている場合、「アーカイブ対象メジャー・カタログ」フィールドで指定されたメジャー・カタログのメジャーがアーカイブされます。

需要プラン実行オプション

需要予測を生成する場合に、「需要プラン実行オプション」を使用します。プランの一部として含める予測プロファイルを選択します。予測プロファイルを選択していない場合、需要予測プロセスは実行されません。

供給プラン実行オプション

販売および業務プランでは、次の供給プラン実行オプションを使用できます。

  • 対話型: このオプションは、増分What-Ifプラン・シミュレーションを実行する場合に選択します。「対話型」を選択すると、「スケジュール」タブが無効になり、できるだけ早くプランを実行するように設定されます。プラン実行が完了すると、プランはレビューできるようになります。

  • バッチ: 「バッチ」を選択すると「スケジュール」タブが使用可能になり、プランをすぐに実行するか、プランをいつ実行するかのスケジュール(週次、月次など)を設定することを選択できます。

販売および業務プランの実行

販売および業務プランを実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「プランの実行」ダイアログ・ボックスを開きます。

    1. ナビゲータで、「販売および業務」作業領域をクリックします。

    2. 「プラン」パネル・タブをクリックします。

    3. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プランの管理」リンクをクリックします。

    4. 検索パラメータを入力し、「検索」ボタンをクリックします。

    5. 「検索結果」リージョンで、実行するプランを選択し、「処理」をクリックしてから「実行」を選択します。

  2. 「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブで、「詳細」を展開してプラン・オプションをレビューします。

    1. 「データ・リフレッシュ・オプション」セクションで、オプションをレビューし、適切な選択を行います。

      注意: プランを初めて実行する場合は、「現在のデータでリフレッシュ」を選択します。このオプションを使用すると、履歴データがリフレッシュされて、販売オーダーがインポートされ、現在の日付に連携するようにプラン開始日が進められます。
    2. 「スコープ・オプション」セクションで、プランの実行に使用するオプションを選択します。

    3. 「需要プラン実行オプション」セクションで、プラン実行の一部として含める予測プロファイルを選択します。

    4. 「供給プラン実行オプション」セクションで、「対話型」または「バッチ」を選択します。

  3. 「供給プラン実行オプション」セクションで「バッチ」を選択した場合は、「スケジュール」タブをクリックして頻度のパラメータを設定します。

    1. プランをすぐに実行する場合は、「可能な限り早く」を選択します。

    2. 設定した時刻にバックグラウンドで実行する場合は、「スケジュールの使用」を選択し、「頻度」を選択します(「日次」「週次」など)。

販売および業務プランの比較: 説明

販売および業務プランを、別の販売および業務プランまたは同じプランのアーカイブと比較します。プラン間の差異を示すためのメトリックを選択できます。

集計プラン・メトリックの比較: 2つのプランを比較して集計レベルで変化したものを把握できます。たとえば、収益、生産プラン、リソース所要量、見積使用可能残高、例外件数などのメトリックを比較できます。表またはグラフのプランの比較によって、プランごとのデータが並べて表示されます。プラン間の差異を確認するには、表やグラフを作成または編集する際に、「比較オプション」タブでメトリックを選択します。表またはグラフのツールバーの「差異の表示」アイコンにより、選択した様々なメトリックで表またはグラフが再描画されます。

比較メトリック・オプションは次のとおりです。

  • 差異

  • パーセント差異

  • 絶対パーセント差異

プランを比較する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、「販売および業務プランニング」作業領域をクリックします。

  2. 「処理」メニューで、「比較」を選択して「プラン」をクリックします。

  3. 「検索と選択: プラン」ダイアログ・ボックスで、現在のプランと比較するプランを検索して選択し、「OK」をクリックします。

    両方のプランが表示された表またはグラフを参照できます。

    ヒント: 表のツールバーで「グラフ」アイコンをクリックすると、グラフに結果が表示されます。
  4. 「差異の表示」をクリックして、現在のプランと比較プラン間の差異を参照します。

プランの比較を停止するには、「処理」メニューの「比較の取消」を選択します。

プラン・メッセージのレビュー: 説明

サプライ・チェーン・プランニングでは、プラン・プロセスの技術的な失敗の根本原因、および問題を修正するための推奨を表示できます。

プランの実行後に、「プラン・メッセージのレビュー」表を開いて、予測生成や供給プラン生成などのプランニング・プロセスによって生成された警告メッセージやエラー・メッセージをレビューできます。警告条件やエラー条件に対処するための推奨をレビューすることもできます。プラン・メッセージには、「プランの管理」ページまたは「プランの編集」ページからアクセスします。

プラン・メッセージはすべてのプラン・タイプ(「供給プラン」、「販売および業務プラン」タイプなど)で使用でき、それぞれの「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域からアクセスできます。次の3つのメッセージ・タイプがあります。

  • 警告: 解決しないと、今後、プランの実行エラーが発生する可能性がある問題を示します。

  • エラー: プラン失敗を示します。

  • 推奨: プラン失敗を解決するための推奨、または実行パフォーマンスを向上させる方法を示します。

プランを繰返し実行すると、プラン実行ごとに同じメッセージが「プラン・メッセージのレビュー」タブに表示されます。メッセージには、異なるプロセス識別子および送信時間が含まれます。

送信日に基づいて、プラン・メッセージを削除できます。「プラン・メッセージのレビュー」タブで、「パージ」ボタンをクリックします。メッセージのパージ・ダイアログ・ボックスで、送信日および次のいずれかの演算子を入力します: 「等しい」、「前」、「以前」、「後」、「以降」、「間」または「次の間にない」。

「プランの管理」ページから「プラン・メッセージのレビュー」表を開くには、次の手順を実行します。

  1. 「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、「タスク」ドロワーをクリックし、「プランの管理」を選択します。

  2. 「プランの管理」ページでプランを検索します。

  3. 「検索結果」リージョンで、プランを選択します。

  4. 「処理」ドロップダウン・リストをクリックし、「プラン・メッセージのレビュー」を選択して「プラン・メッセージのレビュー」タブにアクセスします。

    「検索結果」リージョンから、メッセージをMicrosoft Excelスプレッドシートにエクスポートできます。

「プランの編集」ページから「プラン・メッセージのレビュー」表を開くには、次の手順を実行します。

  1. 「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、「タスク」ドロワーをクリックし、「プランの管理」を選択します。

  2. 「プランの管理」ページでプランを検索します。

  3. 「検索結果」リージョンで、プランを選択します。次に、「処理」ドロップダウン・リストをクリックし、「オープン」を選択します。

  4. 「プランの編集」ページで、「オープン」をクリックします。

  5. 「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、「プラン・メッセージのレビュー」表を検索します。その表を選択し、「OK」をクリックします。

  6. 「プラン・メッセージのレビュー」タブで、「検索」ボタンをクリックします。

  7. 「検索結果」リージョンで、プラン・メッセージを確認します。

    「検索結果」リージョンから、メッセージをMicrosoft Excelスプレッドシートにエクスポートできます。

プランのアーカイブ

プランのアーカイブ: 説明

サプライ・チェーン・プランニングには2つのアーカイブ・タイプがあり、1つはプランに対してプランナが実行できるもの、もう1つは適切なセキュリティ権限を持つ管理者のみがMAPE統計に設定できるものとなります。プランナの場合、プランのアーカイブによって、プラン・コンテキストとともにプランにメジャーをアーカイブし、プランのアーカイブ済メジャーの経時的な複数のバージョンを保存できます。プランをアーカイブするとき、プランのアーカイブ・メジャー・カタログとして選択したメジャー・カタログに含まれる一連のメジャーをアーカイブします。

注意: 需要、供給、統合需要および供給、販売および業務プランのアーカイブを作成できます。アーカイブはOracle Planning Central Cloudでは使用できません。

プラン・アーカイブ

プランのアーカイブでは、ある時点の主要なメジャーをアーカイブする、複数のバージョンのプランを保存できます。ウォーターフォール分析とトレンド分析の表およびグラフでは、プラン・アーカイブを使用して、現在のプランのデータを過去のバージョンのプランと比較します。プランの過去のバージョンを表示すると、そのプランに対して行った戦略的かつ戦術的な変更の影響を確認できます。プランの「処理」メニューから「比較」「アーカイブ」を選択して、個々のアーカイブとプランを比較することもできます。

たとえば、5月にプランをアーカイブした後、9月の市場の状況によってプランに対して調整が実行されました。プランに対する調整の影響は、5月にアーカイブしたプラン・バージョンと現行プラン間でキー・パフォーマンス・インジケータの変化を確認することで分析できます。

サプライ・チェーン・プランニングのプランナは、「処理」メニューから「アーカイブ」オプションを選択して、オープン・プランからアーカイブ・プロセスを実行できます。プランナは、「プランの実行」ページで「アーカイブ」オプションを選択して、アーカイブ・プロセスを実行することもできます。あるいは、「プランの管理」ページの「処理」メニューから「アーカイブ」オプションを選択して、プラン実行のアーカイブ・プロセスを独立して実行することもできます。

プランをアーカイブする前に、アーカイブするプランを有効にし、アーカイブ・パラメータを設定する必要があります。構成するパラメータによって、アーカイブに使用する時間階層、タイム・レベルおよびメジャー・カタログが設定されます。「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブから移動する「スコープ: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスで、アーカイブ・パラメータを設定します。

MAPEアーカイブ

適切なセキュリティ権限を持つ管理者は、「ツール」作業領域から「プラン・アーカイブの作成」予定済プロセスを実行して、MAPE統計のアーカイブを作成できます。通常、プランナにはMAPEアーカイブを作成する権限がありません。ただし、必要な権限を持つ管理者には、アーカイブの作成ダイアログ・ボックスの「MAPE計算に使用可能」チェック・ボックスが表示されます。管理者は、アーカイブを週または月レベルで作成できます。

注意: アーカイブされたデータを使用する需要プランと販売および業務プランの事前定義メジャーを計算するには、MAPEアーカイブを使用する必要があります。MAPEアーカイブについて計算された統計は、ウォーターフォール分析およびトレンド分析の表およびグラフの生成に使用されます。

アーカイブ・パラメータの構成: 手順

計画をアーカイブするには、アーカイブ・オプションを有効にする必要があります。

注意: 需要、供給、統合需要および供給、販売および業務プランのアーカイブを作成できます。アーカイブはOracle Planning Central Cloudでは使用できません。

アーカイブ・プラン・オプションを構成する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータで、サプライ・チェーン・プランニング作業領域のリンクをクリックします。

  2. 「プランの管理」をクリックしてプランを選択し、「処理」メニューから「プラン・オプションの編集」を選択します。

  3. 「スコープ」タブで、「詳細オプションの選択」ボタンをクリックします。

  4. 「スコープ: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスで、「アーカイブに使用可能」を選択します。

  5. レビューしてアーカイブ・パラメータを変更します。

    • 使用するカレンダを選択し、アーカイブ時間レベルを設定します。

    • アーカイブ時に使用するメジャー・カタログを選択します。

      注意: プランのすべてのメジャーをアーカイブするのではなく、プランの変更に関するインサイトを提供するメジャーのみを含むメジャー・カタログを作成することをお薦めします。
    • 自動的にアーカイブを削除するオプションを選択します。これにより、古いアーカイブは、「保持する直近の日数」パラメータよりも古い場合、自動的に削除されます。

  6. 「完了」をクリックします。

MAPE統計計算のアーカイブ: 説明

ローリング・アーカイブの管理セキュリティ権限を持つサプライ・チェーン・プランニング管理者は、週または月レベルでMAPE統計計算のアーカイブを作成できます。このアーカイブを使用して、アーカイブされたデータを使用する需要プランと販売および業務プランの事前定義メジャーを計算します。管理者は、「ツール」作業領域から「プラン・アーカイブの作成」予定済プロセスを実行します。

予測の作成に使用されるメジャーに基づいて、MAPE統計計算のアーカイブには出荷または記帳メジャーが必要です。プランで出荷データを予測する場合は、出荷予測メジャーのみが必要です。プランで記帳データを予測する場合は、記帳メジャーのみが必要です。次の出荷または記帳メジャーが必要です。

  • 最終出荷予測

  • 最終出荷予測3か月前

  • 最終出荷予測3か月前最新アーカイブ

  • 最終記帳予測

  • 最終記帳予測3か月前

  • 最終記帳予測3か月前最新アーカイブ

ウォーターフォール分析またはトレンド分析でアーカイブを使用するには、セレクタ・ツールの「比較オプション」タブで「MAPE計算の使用」チェック・ボックスを選択します。

ローリング・ベースで作成されたMAPEアーカイブは、アーカイブ機能を使用するユーザー定義のメジャー式で参照できます。アーカイブ・タイプは、この機能のパラメータです。アーカイブ・タイプの有効な値は「ローリング」および「アドホック」です。

MAPE統計計算のアーカイブ: 手順

ローリング・アーカイブの管理セキュリティ権限を持つサプライ・チェーン・プランニング管理者は、週または月レベルでMAPE統計計算のアーカイブを作成できます。

プラン・アーカイブの作成スケジュール・プロセスを実行する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータの「ツール」セクションで、「予定済プロセス」リンクをクリックして「予定済プロセス」ページにアクセスします。

  2. 「プラン・アーカイブの作成」プロセスの「プロセス詳細」ページにアクセスします。

    1. 「プロセスのスケジュール」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

    2. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「名前」リストをクリックした後、「検索」リンクをクリックします。

    3. 「検索と選択: 名前」ダイアログ・ボックスに「プラン・アーカイブの作成」と入力し、「検索」をクリックします。

    4. 「プラン・アーカイブの作成」を選択し、「OK」をクリックして「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    5. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。

  3. 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスでアーカイブするプランを選択し、「拡張」ボタンをクリックします。

  4. 「パラメータ」タブで、「アーカイブを削除しない」または「アーカイブを自動的に削除」を選択します。

    アーカイブを自動的に削除するように選択した場合は、「保持する直近の日数」フィールドに数値を入力します。アーカイブ・プロセスでは、このパラメータに基づいて古いアーカイブが自動的に削除されます。

  5. 「MAPE計算に使用可能」チェック・ボックスを選択し、次のパラメータを入力または選択します。

    1. アーカイブ時間階層: アーカイブに使用するカレンダを選択します。

    2. アーカイブ・タイム・レベル: アーカイブに使用するタイム・レベルを選択します。

    3. アーカイブ対象メジャー・カタログ: アーカイブ時に使用するメジャー・カタログを選択します。

      注意: プラン内のすべてのメジャーをアーカイブするのではなく、アーカイブ対象メジャー・カタログを作成することをお薦めします。
    4. デフォルトのアーカイブ名を使用: デフォルトのアーカイブ名を使用する場合に選択します。

    5. ユーザー定義アーカイブ名を使用: デフォルト名をユーザー定義の名前で上書きする場合に選択します。

  6. 「スケジュール」タブをクリックして、頻度パラメータを設定します。

    • プランをすぐに実行する場合は、「可能な限り早く」を選択します。

    • 設定した時刻にバックグラウンドでプランを実行する場合は、「スケジュールの使用」を選択します。次に、「月次」「週次」などの「頻度」を選択して、ウォーターフォール分析およびトレンド分析で使用するMAPEローリング・アーカイブを作成します。

  7. 「送信」をクリックします。

アーカイブの削除: 説明

プランナは、「プラン・オプション」ページの「スコープ」タブからアクセスできる「スコープ: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスのパラメータを設定して、プラン・アーカイブを自動的に削除できます。ローリング・アーカイブの管理セキュリティ権限を持つサプライ・チェーン・プランニング管理者のみが、MAPEアーカイブを削除できます。「ツール」作業領域で、管理者は「プラン・アーカイブの削除」スケジュール・プロセスを使用して、不要なアーカイブ・データ・バージョンをクリーン・アップできます。アーカイブ・バージョンや時間範囲に基づいてプランのアーカイブを削除したり、プランのすべてのアーカイブを削除できます。

注意: 「プランの削除」処理を使用すると、プロセスによって、プランだけでなく、そのプランに関連付けられているすべてのアーカイブ・バージョンも削除されます。

「プラン・アーカイブの削除」スケジュール・プロセスを実行する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲータの「ツール」セクションで、「予定済プロセス」リンクをクリックして「予定済プロセス」ページにアクセスします。

  2. 「プラン・アーカイブの削除」プロセスの「プロセス詳細」ページにアクセスします。

    1. 「プロセスのスケジュール」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

    2. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「名前」リストをクリックした後、「検索」リンクをクリックします。

    3. 「検索と選択: 名前」ダイアログ・ボックスに「プラン・アーカイブの削除」と入力し、「検索」をクリックします。

    4. 「プラン・アーカイブの削除」を選択し、「OK」をクリックして「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    5. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。

  3. 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスでアーカイブを削除するプランを選択し、「拡張」ボタンをクリックします。

  4. 「パラメータ」タブの「プラン」セクションで、ローリング・アーカイブの管理セキュリティ権限を持つ管理者のみが使用できる次のオプションのいずれかを選択します。

    1. MAPEアーカイブを含む

    2. MAPEアーカイブのみを削除

  5. 「パラメータ」タブの「パラメータのアーカイブ」セクションで、次のパラメータを構成します。

    1. 削除するアーカイブ

    2. 時間範囲内のアーカイブを削除

    「プラン・アーカイブの削除」プロセスでは、「プラン」セクションで選択したMAPEアーカイブ・オプションによって、選択したアーカイブ・パラメータがフィルタ処理されます。

  6. 「スケジュール」タブをクリックして、頻度パラメータを設定します。

    1. プランをすぐに実行する場合は、「可能な限り早く」を選択します。

    2. 設定した時刻にバックグラウンドで実行する場合は、「スケジュールの使用」を選択し、頻度を選択します(「日次」「週次」など)。

  7. 「送信」をクリックします。