ソリューション代替を使用するためのガイドライン
代替ソリューションの処理には、代替の定義、メトリックの分析および最適ソリューションの選択が必要です。
代替の定義
コンセプト体系では、サブコンセプト、コンセプト・コンポーネントまたは品目を1つ以上のソリューション代替に割り当てる前に、「代替」としてマーク付けする必要があります。
代替を割り当てることができるのは、アクティブで表示されている代替ソリューションのみです。ソリューション代替の表示を制御するには、「ソリューション代替の管理」メニューを使用します。
ソリューション代替フィルタでは、選択したソリューション代替名に応じて、コンセプト体系の表示方法が制御されます。フィルタによってアクティブ化された代替ソリューションに割り当てられた代替のみが表示されます。
代替以外のコンポーネントは、上位レベルのコンポーネントにフィルタを適用しないかぎり、除外されることはありません。フィルタは、コンセプト体系においてトップ・ダウンで機能します。
ソリューション代替の比較
代替ソリューションを使用して、次のことを比較および分析できます。
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異なるユース・ケースにおけるコンセプトの展開状況
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ターゲット原価、重量および電力メトリックに最も適合するコンポーネントと品目の組合せ
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コンプライアンス標準を満たさないため置換する必要のあるコンセプト体系内の品目、コンポーネントまたは組込みコンセプト
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各品目に関連付けられた品質問題発生率の表示による、コンセプト内のPLM品目の品質
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代替ソリューションによる割当済要件の履行程度(代替ソリューションごとに適用可能な場合)
「メトリック」ビューを使用すると、ソリューション代替のスコアおよびコンプライアンス・メトリックを表形式で表示できます。
「分析」ボタンを使用すると、ソリューション代替をグラフィカル・ビューで表示できます(スパイダ・チャートを使用)。
最適なソリューション代替の選択
要件を履行し、最高のスコアを示す代替ソリューションを選択します。
製品の設計フェーズを完了するには、選択した代替ソリューションを製品プロトタイプ用にPLMの品目組立に変換します。