JcaAdapterWizard
拡張クラスを使用すると、初期ウィザード・ページを追加できます。その後はいつでも追加のウィザード・ページを追加できます。たとえば、ほとんどのアダプタ・ウィザードで、操作タイプ(インバウンド/アウトバウンド)の選択後にウィザードのページが追加されます。ユーザーの気が変わって、別の操作タイプを選択した場合、ウィザードのページは削除され、新しいページが追加されます。
各ウィザード・ページで、ユーザー入力が収集されます。また、アダプタ固有のコンテキストを登録して、ウィザード・ページ間で情報を共有できるようにすることも可能です。
ユーザーが「終了」ボタンを選択すると、フレームワークによって各ウィザード・ページで、ページが表示されていた順序でbuildDataModel()
メソッドが呼び出されます。各ページのbuildDataModel()
は、ページの画面データをデータ・モデルにコピーする処理を担当します。
フレームワークによって、データ・モデルからアーティファクトが作成されます。アダプタでは、フレームワークでの処理の終了前または終了後に呼び出すインタフェースを登録することもできます。
注意:
アダプタ・フレームワークでは、すべてのWSDL生成が処理されます。(古い) buildWsdl()
メソッドも各ウィザード・ページで引き続き呼び出されますが、ほとんどのウィザード・ページでは、このメソッドをオーバーライドできません。そして、WSDL処理をスーパー・クラスに委ねる必要があります。
次の表とダイアグラムは、カスタム・アダプタを構成する様々なクラスを示しています。この次に、クラスのダイアグラムを示します。
表3-1 カスタム・アダプタのクラス
|
基本を理解すれば、実装の詳細の理解へと進むことができます。