プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle API Catalog管理者ガイド
12cリリース1 (12.1.3)
E59448-03
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

3 システム設定の概要

この章では、管理者が基本的な操作および特定の機能の構成に使用するOracle API Catalogのシステム設定について説明します。

この章には、次のセクションがあります。

3.1 システム設定へのアクセス

システム設定にアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」ボタンをクリックし、Oracle API Catalogの「管理」ページを開きます。

  2. 「管理」ページのサイドバーにある「システム設定」をクリックします。

    「システム設定」画面が表示されます。システム設定は、複数のカテゴリに編成されています。各カテゴリは、さらに機能グループに分割されています。

  3. プラスのアイコンをクリックし、任意のカテゴリまたは機能グループの表示を拡張します。

  4. マイナスのアイコンをクリックし、表示を縮小します。

3.2 システム設定の検索

特定の機能のためのシステム設定は、「システム設定」の「検索」を使用して検索できます。

  1. 「検索」フィールドに検索語を入力します。関連するカテゴリのセクションが拡張し、関連するシステム設定が表示されます。

  2. 「取消」をクリックし、検索結果をクリアします。

3.3 設定のデータベースへの移動


注意:

このオプションを実行すると、プロパティ・ファイルに格納されているすべてのシステム設定がデータベースに移動します。このアクションは、元に戻すことはできません。

設定をデータベースに移動するをクリックします。すべてのシステム設定がデータベースに保存されます。これは、クラスタ環境のためのものです。これにより、クラスタ環境内のすべてのサーバーがシステム設定の1つのソースを持つことになります。

3.4 Oracle API Catalogのシステム設定

この項では、Oracle API Catalogで使用可能なすべてのシステム設定について説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.1 機能設定

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.1.1 検索

プロパティ

  • アセット検索結果の最大数

    • cmee.search.assets.maxresults

    • テキスト・ボックスに入力された数値により、検索によって戻されるアセットの最大数が決まります。0を入力すると、無制限に戻されます。

  • 特定のフィールドを検索

    • cmee.search.specific.field

    • TrueとFalseのオプションにより、標準の検索時に「キーワード」テキスト・ボックス内の検索対象フィールドを識別して、特定のフィールドを検索する機能を切り替えます。

3.4.1.2 PDF経由でのアセット詳細の印刷

プロパティ

  • アセット・タイプにデフォルトのXSLTを使用

    • cmee.asset.pdf.xslt.default

    • TrueとFalseのオプションにより、PDFにアセットをエクスポートするとき、デフォルトのアセット・タイプを使用することを指定します。それが存在しない場合は、エラーが表示されます。

  • PDFアセットのエクスポート先

    • cmee.asset.xml.paths.export-destination

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットのエクスポート先が識別されます。

  • PDFアセットのエクスポート先URL

    • cmee.asset.xml.paths.export-destination-url

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットのエクスポート先URLが識別されます。

  • PDFアセットのXSLディレクトリ

    • cmee.asset.xml.paths.xsl-source

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットのXSLディレクトリが識別されます。

  • PDFアセットの生成されたPDFの宛先

    • cmee.asset.xml.paths.out-destination

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットの生成されたPDFの宛先が識別されます。

  • PDFアセットの生成されたPDFの宛先URL

    • cmee.asset.xml.paths.out-destination-url

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットの生成されたPDFの宛先URLが識別されます。

  • PDFアセットのエクスポートWebApp URL

    • cmee.asset.xml.paths.webapp-url

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、PDFアセットのエクスポートWebApp URLが識別されます。

3.4.2 サーバー設定

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.2.1 一般

  • アセット・エディタは、アセットの説明に埋め込まれたHTMLを有効にします。

    • cmee.asseteditor.enable-embedded-html-asset-description

    • Trueにすると、APIの説明に埋込みHTMLを入力できるようになります。

3.4.3 エンタープライズ認証設定

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.3.1 一般

プロパティ

  • 未承認ユーザーのログイン

    • enterprise.security.unapproveduser.allowlogin

    • TrueとFalseのオプションにより、承認されていないユーザーのシステムへのログインの可または不可を切り替えます。これは、LDAP認証またはコンテナ管理認証を使用する場合に役立ちます。

  • LDAPログインの有効化

    • enterprise.authentication.ldap.enabled

    • 認証用のLDAPログイン・モジュールを有効にします。

3.4.3.2 プラグイン・ログイン設定

プロパティ

  • プラグイン・ログイン・モジュールのクラス名

    • enterprise.loginmodules.pluggableloginmodule.classname

    • テキスト・ボックスに入力したテキストにより、プラグイン・ログイン・モジュールのクラス名が識別されます。

      必要に応じて、「+追加」をクリックして、追加するプラグイン・ログイン・モジュールのクラス名を追加します。

3.4.3.3 LDAPおよびActive Directoryの設定

プロパティ

  • LDAPサーバーのホスト名

    • ldap.host

    • LDAPサーバーのホスト名を入力します。これは必須フィールドです。

  • LDAPサーバーのポート番号

    • ldap.port

    • LDAPサーバー・ポート番号を入力します。デフォルトは389です。これはオプションのフィールドです。

  • LDAPマスク

    • ldap.mask

    • 認証バインドまたは検索基準のいずれかのLDAPマスクを入力します。これは必須フィールドです。

  • 未承認ユーザー・アカウントの作成

    • ldap.allow-user-creation

    • 未承認ユーザーのアカウントの作成を可能とする場合は、Trueを選択します。デフォルト値はtrueです。これはオプションのフィールドです。

  • ユーザーへのデフォルト・ロールの割当て

    • ldap.assign-default-roles

    • ユーザーにデフォルトのロールを割り当てる場合は、trueを選択します。

  • 欠落しているロールの自動作成

    • ldap.auto-create-missing-roles

    • 欠落したロールの自動作成を有効にする場合は、trueを選択します。

  • 欠落している部署の自動作成

    • ldap.auto-create-missing-depts

    • 欠落した部署の自動作成を有効にする場合は、trueを選択します。

  • LDAPバージョン

    • ldap.version

    • 使用するLDAPのバージョンは、2または3のいずれかです。デフォルト値は2です。これはオプションのフィールドです。

  • 管理者アカウントの識別名

    • ldap.bindDN

    • 管理者アカウントの識別名。これはオプションのフィールドです。

  • 管理者アカウントのパスワード

    • ldap.bindPassword

    • 管理者アカウントのパスワード。これはオプションのフィールドです。

  • SSL接続の使用

    • ldap.ssl.enabled

    • LDAP用のSSL接続を有効にします。デフォルトはfalseです。

  • 照会先を追跡する

    • ldap.follow-referrals

    • trueの場合、照会先を追跡します。

  • 管理者アカウントを使用してデータを取得する

    • ldap.retrieve-data-as-admin

    • trueの場合、bindDNを設定する必要があります。デフォルトはfalseです。

  • 検索を開始する場所

    • ldap.baseDN

    • 検索を定義するldap.maskおよびldap.scopeとともに使用する検索の開始場所。これはオプションのフィールドです。

  • 検索範囲

    • ldap.scope

    • 検索範囲を決定します。これはオプションのフィールドです。

  • 検出したエントリを識別する属性名

    • ldap.uniqueIDAttrib

    • 識別名の使用を超えて検出したエントリを識別する属性名で、指定されない場合、デフォルトはuidになります。これは必須フィールドです。

  • 検出したエントリの電子メールの属性名

    • ldap.emailAttrib

    • 検出したエントリの電子メールの属性名。これはオプションのフィールドです。

  • 検出したエントリの名前の属性名

    • ldap.givennameAttrib

    • 検出したエントリのファイル名の属性名。これはオプションのフィールドです。

  • 検出したエントリのミドルネームの属性名

    • ldap.middlenameAttrib

    • 検出したエントリのミドルネームの属性名。これはオプションのフィールドです。

  • 検出したエントリの姓の属性名

    • ldap.surnameAttrib

    • 検出したエントリの姓の属性名。これはオプションのフィールドです。

  • 検出したエントリの電話番号の属性名

    • ldap.telephoneAttrib

    • 検出したエントリの電話番号の属性名。これはオプションのフィールドです。

  • LDAPの部署を使用

    • ldap.enable-synch-depts

    • trueの場合、ユーザーの部署をLDAPログインの際に取得します。

  • 部署属性

    • ldap.deptAttrib

    • 検出したエントリの部署の属性名。

  • LDAPのロールを使用

    • ldap.enable-synch-roles

    • trueの場合、ユーザーのロールをLDAPログインの際に取得します。

  • ロール属性

    • ldap.rbac.roleAttrib

    • 検出したエントリのロールの属性名。

  • 第2レベルのルックアップ属性

    • ldap.redirectDnAttrib

    • ユーザー情報を取得するための第2レベルのルックアップを識別する属性で、dn(識別名)にする必要があります。これはオプションのフィールドです。

  • ブリッジのクラス名

    • ldap.bridge.classname

    • このフィールドは必須です。このプロパティのテキストは、使用するブリッジのクラス名を表します。

3.4.3.4 コンテナ・ログイン設定

プロパティ

  • コンテナ・ログイン・モジュールの表示名

    • enterprise.loginmodules.containerloginmodule.displayname

    • テキスト・ボックスに入力したテキストが、コンテナ・ログイン・モジュールの表示名として表示されます。

  • コンテナ・ログイン・モジュール

    • enterprise.loginmodules.containerloginmodule.enabled

    • コンテナ・ログイン・モジュールを有効にする場合は、Trueオプションを選択します。

  • コンテナ・ログイン・モジュール - 内部チェック

    • enterprise.loginmodules.containerloginmodule.internalchecking

    • コンテナ・ログイン・モジュールの内部チェックを有効にする場合は、Trueオプションを選択します。

3.4.4 インポート/エクスポートおよびイントロスペクション設定

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.4.1 インポート/エクスポート

プロパティ

  • インポート/エクスポート・ジョブ・モニター最大アイドル(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.monitor.maxidle

    • テキスト・フィールドに入力された値は、ジョブ・モニターによって自動的に強制終了されるまでの、インポート/エクスポート・ジョブのアイドル状態の最大時間(ミリ秒単位)を表します。

  • REXトランザクション用のインポート/エクスポート・ジョブ・モニター最大アイドル(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.monitor.rex.maxidle

    • テキスト・フィールドに入力された値は、ジョブ・モニターによって自動的に強制終了されるまでの、REXトランザクションのアイドル状態の最大時間(ミリ秒単位)を表します。

  • インポート/エクスポート・ジョブ・モニター最大実行時間(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.monitor.maxruntime

    • テキスト・フィールドに入力された値は、ジョブ・モニターによって自動的に強制終了されるまでの、インポート/エクスポート・ジョブの実行の最大時間(ミリ秒単位)を表します。

  • インポート/エクスポート・ジョブ・モニター期間(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.monitor.period

    • テキスト・フ​​ィールドに入力された値は、ジョブ・モニターのスキャン間隔(ミリ秒単位)を表します。

  • インポート/エクスポート・ジョブ・プロキシ期間(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.proxy.period

    • テキスト・フ​​ィールドに入力された値は、ジョブ・プロキシによる他のクラスタ・ノード上のジョブ・ステータスのチェック間隔(ミリ秒単位)を表します。

  • インポート/エクスポート・ジョブ・プロキシ・タイムアウト(ミリ秒)

    • cmee.extframework.impexp.proxy.timeout

    • テキスト・フ​​ィールドに入力された値は、ジョブ・プロキシが他のクラスタ・ノード上のリモート・ジョブのモニタリング・ステータスを停止するまでの時間(ミリ秒単位)を表します。