この章では、Oracle API Catalogを使用する開発者のための基本的なワークフローを説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle API Catalog (OAC)オプションは、Oracle Enterprise Repositoryの機能を精選したサブセットで、組織でのAPIカタログ作成を容易にし、社内のアプリケーション開発者がこれらのAPIを把握しやすくなるようにします。
OACの概念の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle API Catalogコンセプト・ガイド』を参照してください。
キュレータは、APIと関連メタデータをOACに移入して、開発者が検出、使用できるようにAPIを公開します。OACへのAPIの移入の詳細は『Oracle Fusion Middleware Oracle API Catalog管理者ガイド』を参照してください。
開発者は、OAC Webインタフェースを使用して、OACに公開されたAPIを検出、使用できます。開発者は、このインタフェースを使用して、関心のあるAPIのリストの管理や、これらのAPIに関する評価やフィードバックを行うことができます。
第2章「Oracle API Catalogコンソールのスタート・ガイド」で、OAC Webインタフェースの使用について説明します。
開発者は、Oracle Enterprise Repository JDeveloperプラグインを使用してOACに接続することもできます。開発者は、プラグインから、OACに収集されたAPIを参照したり、OACからAPIを使用したりできます。
第3章「Oracle API Catalogとの統合をサポートするOracle JDeveloperの構成」で、Oracle Enterprise Repository JDeveloperプラグインのインストールについて説明します。
第4章「Oracle JDeveloperを使用したOracle API Catalogとの対話」で、APIの検索と使用について説明します。
このマニュアルでは、OACへのプログラムによるアクセスを可能にするRex APIについても説明します。Rex APIは、OACの一部のタスクを自動化するために使用できるほか、多くの場合は、APIの作成と使用に関するタスクを自動化するためにも使用できます。
第5章「リポジトリ拡張性フレームワークの使用」で、Oracle API CatalogでのREX Frameworkの使用について説明します。