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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
12c (12.1.3)
E53006-03
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17 Oracle B2Bを含めるドメインの拡張

この章では、Oracle B2Bを追加するためのドメイン拡張の手順を説明します。


注意:

『エンタープライズ・デプロイメント・ガイド』のこのリビジョンには、可用性の高いエンタープライズ・デプロイメントで、Oracle SOA for Healthcareを構成する手順は記載されていません。

可用性の高い環境でOracle SOA for Healthcareをインストールして構成する方法の詳細は、Oracle SOA Suite Healthcare Integrationユーザーズ・ガイドの次の項を参照してください。

  • 可用性の高いMLLPの実装に関する項

  • B2BとHealthcareドメイン・トポロジのベスト・プラクティスに関する項


この章には次の項が含まれます:

17.1 この章で使用される変数

この章のタスクを実行する際には、第7.4項「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」で定義されているいくつかのディレクトリ変数に次の値を入力するように求められます。

  • ORACLE_HOME

  • ASERVER_HOME

  • MSERVER_HOME

  • JAVA_HOME

さらに、第5.2.3項「エンタープライズ・トポロジによって必要とされる物理および仮想IPアドレス」で定義されている次の仮想IP (VIP)アドレスを参照することになります。

  • ADMINVHN

  • SOAHOST1VHN1

  • SOAHOST2VHN1

この章のアクションは、次のホスト・コンピュータで実行します。

  • SOAHOST1

  • SOAHOST2

  • WEBHOST1

  • WEBHOST2

17.2 Oracle B2Bを追加するためのSOAドメイン拡張の前提条件

現在のドメインを拡張する前に、既存のデプロイメントが次の前提条件を満たしていることを確認します。

  • インストールのバックアップ - 既存のFusion Middlewareホームとドメインをバックアップしていない場合は、今すぐバックアップすることをお薦めします。

    既存のFusion Middlewareホームとドメインをバックアップするには、第18.2.6項「SOAエンタープライズ・デプロイメントにおけるバックアップとリカバリの実行」を参照してください。

  • 前の章でインストールしたWL_HOMEおよびSOA ORACLE_HOME(バイナリ)が共有記憶域にあり、SOAHOST1とSOAHOST2から利用できること。

  • ノード・マネージャ、管理サーバー、SOAサーバーおよびWSMサーバーが存在し、前の章の説明のように、SOAシステムを実行するように構成されていること。

  • RCUを実行して、B2Bの追加のスキーマをロードする必要はありません。このスキーマは、SOAリポジトリの一部であり、SOAに関する章で、DBにロードされています。

17.3 エンタープライズ・デプロイメントのOracle B2Bのインストール

インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システムSOAHOST1にログインします。

  2. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  3. 次のように、Java実行可能ファイルへのパスを入力します。

    export JAVA_HOME=JAVA_HOME
    export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
    

    この例では、第7.4項「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」に記載され、エンタープライズ・デプロイメント・ワークブックに入力されている変数の値で、JAVA_HOMEを置き換えます。

  4. 次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。

    java -d64 -jar fmw_12.1.3.0.0_b2bhealthcare.jar
    

    インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。

17.3.1 Oracle B2Bのインストール画面のナビゲート

表17-1は、インストール・プログラムの各画面の説明です。

表17-1 Oracle B2Bのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムで、初めてOracle製品をこのホストにインストールする場合にこの画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールでOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

ようこそ

これは、製品インストーラの開始画面です。

インストールの場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。

  • 「Oracle B2B」を選択します。

注意: このドキュメントのトポロジには、例は含まれていません。例を本番環境にインストールしないことを強くお薦めします。

前提条件のチェック

この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告メッセージやエラー・メッセージが出力された場合、第1.4項に記載されている次のドキュメントのいずれかを参照できます。

セキュリティ・アップデートの指定

Oracle Supportアカウントをお持ちの場合、この画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。

所有していなくてこの手順をスキップする場合、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前と場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

進捗バーが100%完了に達したら、「次へ」をクリックします。

インストール完了

画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


17.3.2 インストールの確認

インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。

17.3.2.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルとその場所の詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのインストール・ログ・ファイルの理解に関する項を参照してください。

17.3.2.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

Oracle B2Bを追加すると、次のディレクトリとサブディレクトリが追加されます。

ls  /u01/oracle/products/fmwnnnn/soa/soa/thirdparty/edifecs/

Common  XEngine

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の「Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリとは」を参照してください。

17.3.2.3 Oracleホームの内容の表示

Oracleホームの内容を、viewInventoryスクリプトを使用して表示することもできます。詳細は、Oracle Universal Installerを使用したソフトウェアのインストールに関するマニュアルのOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。

17.4 SOAHOST1での構成ウィザードを使用したB2Bを追加するためのSOAドメインの拡張

Oracle BAMが含まれるようにドメインを拡張するには、次の項を参照してください。

17.4.1 構成ウィザードの起動


注意:

ドメインで起動スクリプトに直接カスタマイズを追加した場合、それらのカスタマイズは構成ウィザードによって上書きされます。ドメイン内のすべてのサーバーに適用するサーバー起動パラメータをカスタマイズするために、setUserOverrides.shという名前のファイルを作成して、WebLogic Serverのクラスパスへのカスタム・ライブラリの追加、サーバーを実行するための追加のjavaコマンド行オプションの指定、追加の環境変数の指定などを行うように構成できます。このファイルに追加したカスタマイズは、ドメインのアップグレード操作時に保持され、packコマンドとunpackコマンドの使用時にリモート・サーバーに継承されます。

ドメインの構成を開始するには:

  1. ドメインの構成中に、構成のロック、保存、アクティブ化が行われないように、管理サーバーを停止します。

    詳細は、第11.3.1項に記載されている、ノード・マネージャで管理サーバーを停止する手順を参照してください。

  2. 次のディレクトリに移動し、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。

    ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
    ./config.sh
    

17.4.2 構成ウィザード画面のナビゲートによるドメインの作成

この項の手順に従って、B2B用にドメインを拡張します。


注意:

この項に記載されている同じ手順を使用して、既存のドメインを拡張できます。手順で示された指示とニーズが一致しない場合、必ず調和するように選択を行うか、サポート・ドキュメントで詳細を参照してください。

ドメイン作成および構成には次のタスクが含まれます。

タスク1   ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択

「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。

「ドメインの場所」フィールドで、ASERVER_HOME変数の値を選択します。この変数は、第10章「エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成」で作成した管理サーバー・ドメイン・ホームの完全なパスを表します。

ディレクトリの場所の変数の詳細は、第7.4項「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」を参照してください。


ヒント:

この画面のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。

タスク2   構成テンプレートの選択

「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle B2B - 12.1.3.0 [soa]

また、次の追加のテンプレートも、初期ドメインの作成と初期ドメインのSOAへの拡張に使用されているため、すでに選択されているはずです。

  • Basic Weblogic Server Domain - 12.1.3.0 [wlserver]

  • Oracle SOA Suite 12.1.3.0 [soa]

  • Oracle HTTP Server (Collocated) 12.1.3.0 [ohs]

  • Oracle Enterprise Manager Plugin for WEBTIER 12.1.3.0 [em]

  • Oracle Enterprise Manager - 12.1.3.0 [em]

  • Oracle WSM Policy Manager - 12.1.3.0 [oracle_common]

  • Oracle JRF - 12.1.3.0 [oracle_common]

  • WebLogic Coherence Cluster Extension - 12 1.3.0 [wlserver]


ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のテンプレートに関する項を参照してください。

タスク3   データ・ソース構成タイプの指定

Infrastructureドメインに必要なFusion Middlewareスキーマを参照するためのドメインをすでに構成済であるため、すべてのフィールドが事前移入されています。B2Bでは、SOAの既存のデータ・ソースを使用するため、新しいデータ・ソースをドメインに追加する必要はありません。


注意:

拡張前に作成されたカスタム・データ・ソース(LEASINGデータ・ソースなど)が、この画面の前に表示されます。「データソース」行を確認し、「次へ」をクリックします。データ・ソースのテスト画面で、その有効性が検証されます。「次へ」をクリックします。

タスク4 拡張構成の選択

トポロジのドメイン構成を完了するには、「拡張構成」画面で追加オプションを選択せずに、「次へ」をクリックします。B2Bアプリケーションと必要なアーティファクトが、自動的に、既存のSOAサーバーにターゲット指定されます。

タスク5 構成仕様の確認とドメインの構成

「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインの構成情報の詳細が含まれています。画面上で各項目の詳細をチェックし、情報が正しいことを確認します。

変更を行う必要がある場合、「戻る」ボタンを使用するか、画面をナビゲーション・ペインで選択して、前の画面に戻ることができます。

「ドメイン更新」をクリックするまで、ドメインの作成は開始されません。


ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。

タスク6 ドメイン・ホームと管理サーバーのURLの書込み

「構成に成功しました」画面に、構成したドメインに関する次の項目が表示されます。

  • ドメインの場所

  • 管理サーバーURL

いずれの項目も後で必要になるため、メモしておいてください。ドメインの場所はノード・マネージャと管理サーバーを開始するために使用するスクリプトへのアクセスに必要で、URLは管理サーバーへのアクセスに必要です。

「終了」をクリックして構成ウィザードを閉じます。

タスク7   管理サーバーの起動

管理サーバーを起動して、ドメインに行った変更が適用されたことを確認します。

17.5 B2B Suiteコンポーネントの起動

構成の変更および起動スクリプトを有効にするには、B2Bが追加されたWLS_SOAサーバーを再起動する必要があります。B2Bでは既存のSOAシステムが拡張されているので、管理サーバーおよびそれぞれのノード・マネージャはSOAHOST1およびSOAHOST2で稼働しています。

追加されたB2Bコンポーネントを起動するには:

  1. WLS_SOA1管理対象サーバーを再起動します。

    1. 次の場所にあるOracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。

      http://ADMINVHN:7001/em
      

      この例では、次のようになります。

      ADMINVHNを、第5.3項「エンタープライズ・デプロイメント用のソフトウェア・ダウンロードの特定と取得」でADMINVHN仮想IPアドレスに割り当てたホスト名に置き換えます。

      ポート7001は、管理サーバー・コンソールおよびFusion Middleware Controlで一般的に使用されるポートです。ただし、ドメインを作成したときに構成ウィザードのセッションの終わりに表示された実際のURLを使用する必要があります。

    2. 「ドメイン構造」ウィンドウの「環境」ノードを開き、「サーバー」を選択します。

      「サーバーのサマリー」ページが表示されます。

    3. 「制御」タブをクリックします。

    4. 表の「サーバー」列から「WLS_SOA1」を選択します。

    5. 「停止」をクリックします。停止が完了するのを待ちます(WebLogic Serverコンソールのページを更新して、ステータスが「停止」になったことを確認します)。

    6. 「起動」をクリックします。

  2. WLS_SOA2に対して、手順aからfを繰り返します。

17.6 トランスポートのためのB2Bインスタンス識別子の更新

ファイル、FTPまたは電子メール・トランスポートを高可用性環境で設定するには、「b2b.HAInstance」プロパティを「true」に設定します。

そのためには、次の手順に従ってください。

  1. ドメイン管理で指定したユーザー名とパスワードを使用して、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。

  2. 左側のナビゲーション・ツリーでSOAを開き、「soa-infra(server_name)」を右クリックし、「SOA管理」「B2Bサーバー・プロパティ」を選択します。

    「soa-infra (server_name)」が複数存在する場合は、プロパティを一度だけ追加します。

  3. 右側の「詳細B2B構成プロパティ」をクリックします。

  4. B2B MBeanをクリックします。「B2BConfig b2b」が、すでに選択されているはずです。

  5. 「操作」タブをクリックします。

  6. 右側のリストの「addProperty」をクリックします。

  7. 「キー」フィールドに「b2b.HAInstance」を入力します。

  8. 「値」フィールドに、trueと入力します。

    このプロパティは、MDSに格納され、クラスタ用に一度だけ作成される必要があります。

  9. 「呼出し」をクリックします。

17.7 Oracle B2Bに対するOracle HTTP Serverの構成

Oracle HTTP Serverインスタンスの構成ファイルに対して次の変更を行い、Web層のOracle HTTP Serverインスタンスが、 Oracle SOA Suiteクラスタ上のOracle B2BソフトウェアにOracle B2Bリクエストを正しくルーティングできるようにします。

Oracle HTTP Serverが、Oracle B2BコンソールとOracle B2Bサービスにリクエストをルーティングできるようにするには:

  1. SOAHOST1にログインし、ディレクトリを最初のOracle HTTP Serverインスタンス(OHS_1)の構成ディレクトリに変更します。

    cd ASERVER_HOME/config/fmwconfig/components/OHS/OHS_1/
    
  2. 次のディレクティブを、soa_vh.confファイルの<VirtualHost>タグ内に追加します。

    # B2B
    <Location /b2bconsole>
    SetHandler weblogic-handler
    WebLogicCluster SOAHOST1VHN1:8001,SOAHOST2VHN1:8001
    </Location>
    
    # B2B
    <Location /b2b/services>
    SetHandler weblogic-handler
    WebLogicCluster SOAHOST1VHN1:8001,SOAHOST2VHN1:8001
    </Location>
    
  3. ディレクトリを次の場所に変更して、2番目のOracle HTTP Serverインスタンス(OHS_2)の構成ファイルを更新できるようにします。

    cd ASERVER_HOME/config/fmwconfig/components/OHS/OHS_2/
    
  4. soa_vh.confファイルを開き、B2Bディレクティブを<VirualHost>タグに追加します。

  5. 管理サーバーを再起動します。

  6. 管理サーバーの起動後に、WEBHOST1とWEBHOST2の両方で次のディレクトリのファイルを調べて、それらのファイルにAdministration Server管理サーバー・ドメイン・ディレクトリで行った変更が含まれていることを確認します。

    MSERVER_HOME/config/fmwconfig/components/OHS/instances/OHS_1/
    
    MSERVER_HOME/config/fmwconfig/components/OHS/instances/OHS_2/
    
  7. WEBHOST1とWEBHOST2上のOracle HTTP Serverインスタンスを再起動します。

17.8 SOA管理者グループへのB2BAdminロールの追加

管理対象サーバーのOracle B2B構成を検証する前に、B2BAdmin管理ロールをエンタープライズ・デプロイメントの管理グループ(SOA Administrators)に追加します。

このタスクを実行するには、第18.2.1項「Oracle SOA Suite製品の管理のためのロールの構成」を参照してください。

17.9 ロード・バランサを介したOracle B2Bへのアクセスの検証

次の手順を使用して、ロード・バランサからHTTP Serverインスタンスを経て、Oracle SOA Suite管理対象サーバー上のB2B Suiteコンポーネントに対して行われるルーティングとフェイルオーバーが、適切に機能することを確認します。

  1. 次のURLを入力して、ロード・バランサ経由でOracle B2B Consoleにアクセスします。

    https://soa.example.com/b2bconsole
    
  2. weblogic_soaユーザーでログインします。図17-1に示す、Oracle B2Bの「パートナ」、「アグリーメント」、「プロファイル」画面が表示されます。

    図17-1 Oracle B2Bの「パートナ」、「アグリーメント」、「プロファイル」画面

    図17-1の説明が続きます
    図17-1「Oracle B2Bの「パートナ」、「アグリーメント」、「プロファイル」画面」の説明

  3. 次のURLを入力して、Oracle B2B Webサービスのエンドポイントにアクセスします。

    https://soa.example.com/b2b/services
    

    別のB2Bエンドポイントのテストへのリンクが表示されます。

    図17-2 Oracle B2Bサービス

    図17-2の説明が続きます
    図17-2「Oracle B2Bサービス」の説明

17.10 Oracle B2B構成のバックアップ

Oracleのベスト・プラクティスとしては、ドメインの拡張が正常に完了した後や別の論理ポイントでバックアップを作成することをお薦めします。インストールが正常に行われたことを確認したら、バックアップを作成します。これは、後の手順で問題が発生した場合に即座にリストアするための迅速なバックアップになります。

バックアップ先はローカル・ディスクです。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了すると、このバックアップは破棄できます。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了したら、バックアップとリカバリの通常のデプロイメント固有プロセスを開始できます。

構成をバックアップする方法の詳細は、第18.2.6項「SOAエンタープライズ・デプロイメントにおけるバックアップとリカバリの実行」を参照してください。

17.11 Oracle B2Bのサーバー全体の移行の有効化

エンタープライズ・トポロジでは、Oracle B2Bは、既存のOracle SOA Suite管理対象サーバー上で構成されています。SOA_Clusterに対してサーバー全体の移行をすでに構成している場合は、Oracle B2Bソフトウェアはサーバー全体の移行によって保護されています。

Oracle B2Bが構成されている管理対象サーバーに対してサーバー全体の移行を構成していない場合は、第19章「エンタープライズ・デプロイメントでのサーバー全体の移行とサービスの移行の使用」を参照してください。