Oracle® Solaris Studio 12.4: スレッドアナライザユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

実験結果について

このセクションでは、er_print コマンド行とスレッドアナライザの両方を使用して、検出したデータの競合それぞれに関する次の情報を表示する方法について説明します。

  • データの競合の一意の ID。

  • データの競合に関連付けられた仮想アドレス、Vaddr。複数の仮想アドレスがある場合は、Multiple Addresses のラベルが括弧に囲まれて表示されます。

  • 2 つの異なるスレッドによる仮想アドレス Vaddr へのメモリーアクセス。アクセスの種類 (読み取りまたは書き込み) のほか、関数、オフセット、およびアクセスが行われたソースコード内の行番号が表示されます。

  • データの競合に関連付けられた呼び出しスタックトレースの総数。各トレースは、2 つのデータの競合アクセスが行われた時点で、スレッド呼び出しスタックの組を参照します。

    スレッドアナライザを使用している場合、「競合」ビューで個々の呼び出しスタックトレースを選択すると、2 つの呼び出しスタックが「競合の詳細」ウィンドウに表示されます。er_print ユーティリティーを使用している場合、rdetail コマンドによって 2 つの呼び出しスタックが表示されます。