dmake によって、いくつかの構築サーバー上にターゲットを同時に構築できます。並行処理によって、大規模なシステムまたはプロジェクトを構築するのに必要な時間が大幅に削減されます。dmake は、並行性とタイミングを制御するために次の特殊なメイクファイルターゲットを提供します。
逐次に処理するターゲットを示すには、このターゲットを使用します。
並列で処理するターゲットを示すには、このターゲットを使用します。
ローカルホスト上で逐次に処理するターゲットを示すには、このターゲットを使用します。
依存関係リストにこのターゲットを指定すると、処理が並列の場合であっても、dmake はターゲットより優先される依存関係が完了するまで待機したあと、後続のターゲットを処理します。
これらのターゲットを使用して記述したメイクファイルは、Oracle Solaris とともに配布される make の標準バージョンと互換性を保ちます。標準の make は、エラーを出さずに (かつ処理を行わずに) これらのターゲットを受け入れます。