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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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10.1.2.1 統計を表示する期間の指定

「リアルタイム - 最近1時間」モードでは、「パフォーマンス・ハブ」のデータはActive Session History (ASH)を元にしています。ASHデータは、ASHバッファが満杯の場合または1時間後にディスクに書き込まれ、AWRフレームワークの一部として格納されます。

デフォルトでは、AWRの保存期間は8日です。「パフォーマンス・ハブ」に履歴データを表示する場合、表示されているのはAWRに毎時スナップショットの一部として収集された統計です。

「パフォーマンス・ハブ」の「期間の選択」フィールドを使用すると、統計が表示可能な期間を決定できます。Oracle Databaseの統計は1時間メモリーに格納されるため、「リアルタイム - 最近1時間」オプションは「期間の選択」リストに常に表示されます。

次の表に示すように、「期間の選択」リストで使用可能な履歴データのオプションは、データがAWRで使用可能な期間によって変わります。

AWRデータが使用可能な期間 「期間の選択」リストの履歴オプション

24時間未満

履歴 - すべて脚注1

24時間以上7日未満

履歴 - 日

履歴 - すべて脚注1

履歴 - カスタム

7日

履歴 - 日

履歴 - 週

履歴 - カスタム

8日以上脚注 2

履歴 - 日

履歴 - 週

履歴 - カスタム

脚注1

このオプションは、AWRで1日未満のデータまたは1週間未満のデータが使用可能な場合にのみ使用できます。メモリーに格納されているデータベースの統計は、1時間後にAWRにフラッシュされます。

脚注2

デフォルトのAWR保存期間は8日であるため、AWRに1週間を超えるデータを格納するには、デフォルトのAWR保存期間を変更する必要があります

「期間の選択」フィールドから履歴オプションを選択した後、日時ピッカーを使用して、「パフォーマンス・ハブ」タブにデータが表示される期間を指定します。

次の表では、「パフォーマンス・ハブ」の「期間の選択」フィールドで異なる値が選択されている場合に、日時ピッカーに表示され選択可能なデータについて説明します。

選択されている期間 日時ピッカー 説明

リアルタイム - 最近1時間

メモリーから過去1時間の統計を表示する

データは日時ピッカーに5分間隔で表示されます。日時ピッカーを使用して、「パフォーマンス・ハブ」に表示する1分から60分までのデータを選択します。

履歴 - 日

AWRから1時間から24時間までの統計を表示する

データは日時ピッカーに1時間間隔で表示されます。日時ピッカーを使用して、「パフォーマンス・ハブ」に表示する1時間から24時間までのデータを選択します。

履歴 - すべて

AWR統計が存在する期間の統計を表示する

AWRで1日未満のデータまたは1週間未満のデータが使用可能な場合にのみ表示されます。「履歴 - すべて」オプションは、「履歴 - 日」オプションまたは「履歴 - 週」オプションを提供するのに十分なAWRデータがない場合にのみ使用できます。

履歴 - 週

AWRから1日から7日までの統計を表示する

データは日時ピッカーに1日間隔で表示されます。日時ピッカーを使用して、「パフォーマンス・ハブ」に表示する1日から7日までのデータを選択します。

「履歴 - 週」が選択されると、デフォルトで日時ピッカーに現在の週のAWRデータが表示されます。日時ピッカーで前の週のAWRデータを表示するには、日時ピッカーで<ボタンを使用します。

履歴 - カスタム

「履歴 - カスタム」オプションを選択後に、「期間の選択」ダイアログ・ボックスで選択した期間のAWR統計を表示する

日時ピッカーを使用して、「パフォーマンス・ハブ」に統計を表示する期間を選択します。

関連項目:

  • ASHの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。

  • デフォルトのAWR保存期間の変更の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。