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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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12.2.4 DBUAの起動

Oracle Databaseソフトウェアのみをインストールして既存のデータベースを新しいOracle Databaseリリースにアップグレードするように指定すると、DBUAがソフトウェアのインストール後に自動的に起動されます。その後、DBUAを使用したデータベースのアップグレードの説明に従って、続行できます。

ソフトウェアのみのインストールを実行し、同時にデータベースをアップグレードしない場合は、DBUAを起動して後でアップグレードできます。

DBUAの使用を開始する前に、次のことに注意してください。

  • Oracle RAC以外のデータベースをアップグレードする場合は、DBUAを実行する前にOracle Net Configuration Assistant(NETCA)を実行する必要があります。Oracle RACデータベースをOracle Clusterwareアップグレードの一部としてアップグレードする場合は、Oracle Universal Installer (OUI)によって自動的にNETCAが実行され、ネットワーク・リスナーがアップグレードされます。したがって、NETCAを個別に実行しないでください。

  • ソースおよびターゲットのOracleホームが別のユーザーによって所有されているときは、DBUAでデータベースをアップグレードすることはできません。

  • アップグレードを停止しても、データベースをリストアしない場合は、Oracle Database 12cサーバーを使用して、UPGRADEモードでデータベース・インスタンスを起動するまでDBUAは再起動できません。データベースをリストアしないかぎり、元のバージョンのOracle Databaseサーバーには戻れません。かわりに、手動(コマンドライン)でアップグレードを続行する必要があります。

  • DBUAを使用せずにデータベースを手動でリストアする場合は、DBUAの起動前に次のファイルをOracle Database 12cホーム・ディレクトリから削除します。

    $ ORACLE_HOME/cfgtoollogs/dbua/logs/Welcome_SID.txt
    

    このファイルが存在すると、DBUAでは、この操作が再実行操作であると認識されます。

WindowsでDBUAを起動するには、次のようにします。

  1. オペレーティング・システムの環境変数の構成で説明されているとおりに、オペレーティング・システムの環境変数を構成します。

  2. 「スタート」をクリックして、「プログラム」(または「すべてのプログラム」)を選択します。

  3. Oracle - HOME_NAME」を選択します

  4. 「Configuration and Migration Tools」を選択します。

  5. 「Database Upgrade Assistant」を選択します。

    DBUAの操作の選択ページが表示されます。

サポートされている任意のプラットフォームでDBUAを起動するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウを開きます。
  2. オペレーティング・システムの環境変数の構成で説明されているとおりに、オペレーティング・システムの環境変数を構成します。
  3. 次のコマンドを入力します。
    dbua
    

    Database Upgrade Assistantの操作の選択ページが表示されます。

    注意:

    通常、dbua実行可能ファイルは、Oracle_home/binディレクトリにあります。

関連項目:

  • DBUAを実行する前のNet Configuration Assistantの実行の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • データベースの手動アップグレードの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • DBUA、DBUAの各種ページ、およびこの章で説明されていないその他のDBUA操作の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。