Oracle DatabaseにアクセスするSQL*Plusなどの特定のツールを使用する前に、オペレーティング・システム用の環境変数を構成する必要があります。これらの環境変数は、ツールの接続先となるデータベース・インスタンスを判別するときにOracle Databaseによって使用されます。
LinuxおよびUNIXシステム上で、データベース・インスタンス用のオペレーティング・システム環境変数を構成するには、次の手順を実行します。
オペレーティング・システムのコマンド・ウィンドウを開きます。
環境変数ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
が正しく設定されていることを確認します。これらの環境変数の設定に使用するコマンドは、オペレーティング・システムとのインタフェースに使用するシェルによって異なります。次に例を示します。
(bashまたはksh)export ORACLE_SID=orcl
(cshまたはtcsh) setenv ORACLE_SID orcl
これらを設定するには、スクリプトcoraenv
(Cシェルの場合)およびoraenv
(その他のシェルの場合)を使用します。これらのスクリプトは通常、/usr/local/bin
にあります。
$ORACLE_HOME/bin
ディレクトリがPATH
環境変数に含まれていることを確認します。
/home/oracle
などのソフトウェア所有者のホーム・ディレクトリで、デフォルト・シェル用にプロファイル・ファイルを編集して、そのユーザーとしてログインするたびにこれらの環境変数が設定されるようにすることもできます。
Windowsシステム上で、データベース・インスタンス用のオペレーティング・システム環境変数を構成するには、次の手順を実行します。
関連項目:
環境変数の設定の詳細は、『Oracle Database管理者リファレンスfor Linux and UNIX-Based Operating Systems』を参照してください。
レジストリ・エントリの変更の詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windows』を参照してください。