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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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3.3 Oracle Enterprise Manager Database Expressの概要

Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)は、Oracle Database内に構築されるWebベースのデータベース管理ツールです。これは、キー・パフォーマンス管理および基本的なデータベース管理機能をサポートしています。構造上の観点から、EM Expressは中間層またはミドルウェア・コンポーネントを持たないため、データベース・サーバーのオーバーヘッドはほとんどありません。

EM Expressを使用すると、ユーザー・セキュリティの管理やデータベース・メモリーおよび記憶域の管理などの管理タスクを実行できます。また、データベースのパフォーマンスおよび情報を参照することも可能です。

注意:

Oracle Database 12cでは、Enterprise Manager Database Controlは使用できません。12cデータベースの管理には、Enterprise Manager Cloud Control 12cまたはEM Express 12cを使用できます。

Enterprise Manager Cloud Controlでは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)、プラガブル・データベース(PDB)、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)データベースを含む、12cターゲットをサポートしています。

CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Database概要』および『Oracle Database管理者ガイド』を、Oracle RACデータベースの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を、Oracle ASMデータベースの詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。

次で説明するEnterprise Manager Database Express機能は、非CDB、CDB、PDBまたはOracle RACの各データベース・インスタンスに対して使用できます。

構成:

記憶域:

パフォーマンス:

データベースのホームページ

データベース管理用のメイン・ページはデータベースのホームページです。EM Expressにログインするときにロードされるページです。データベースのホームページへのアクセスについてを参照してください。

ナビゲーション

データベースのホームページの上部にあるメニューでは、データベース管理タスクを異なるカテゴリに編成します。メニュー・オプションを選択すると、そのデータベース管理タスク用のEM Expressのページに移動します。たとえば、ユーザー・ページを表示するには、「セキュリティ」メニューから「ユーザー」を選択します。

関連項目:

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。



脚注の凡例

脚注1:

CDBで、この機能を使用できるのはCDBに対してのみで、個別のPDBには使用できません。