Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)を使用して、非CDB、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)またはプラガブル・データベース(PDB)を管理できます。指定のホスト上でEM Expressを使用して管理する各非CDB、CDBまたはPDBには、一意のHTTPSポートが構成されている必要があります。EM Expressを使用して管理するCDBのコンテナごとに、異なるポートを構成する必要があります。
注意:
EM Expressを使用して、CDB、およびCDB内のすべてのPDB (シードPDBを除く)を管理できます。
非CDB、CDBまたはPDBのHTTPSポートは通常、非CDB、CDBまたはPDBの構成時に、DBCAによって指定されます。
EM Expressを使用してデータベースを管理するには、非CDB、CDBまたはPDBのHTTPSポートを把握している必要があります。
WebブラウザでEM ExpressのURLを指定する際、localhostではなくデータベース・ホスト名を入力します。
つまり、次の形式でEM ExpressのURLを入力して、EM Expressを起動します。
https://database-hostname
:portnumber
/em/
次に例を示します。
https://mydbhost.example.com:5500/em/
EM Expressでユーザー名とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示された場合は、DBA
権限を持つユーザー(SYS
、SYSTEM
など)としてログインします。
日常的な管理タスクでのSYSTEM
アカウント使用の推奨代替手段の詳細は、「SYSおよびSYSTEMユーザー」トピックを参照してください。
注意:
WebブラウザでEM ExpressのURLを初めて開くと、ブラウザに警告メッセージが表示される場合があります。
EM Expressは、Oracle XML DB上に構築するサーブレットです。Oracle XML DBには自己署名の証明書付きウォレットがデフォルトでありますが、信頼性のあるCA(認証局)の署名がない自己署名の証明書は、一部の既存のブラウザでは、信頼できないものとみなされてしまいます。ただし、この自己署名の証明書も、Oracle XML DBサーバーおよびクライアント(ブラウザ)間のトラフィックの暗号化を保証しており、安全です。
したがって、WebブラウザにEM ExpressのURL用にセキュリティ例外を入力する必要があります。
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