この項では、自動メモリー管理または手動共有メモリー管理のいずれかがデータベース・インスタンスに対して現在有効になっている場合に、自動共有メモリー管理に変更する方法について説明します。
自動メモリー管理が現在有効になっている場合、自動共有メモリー管理に変更するには、次の手順を実行します。
自動メモリー管理が現在有効になっている場合に、システム・グローバル領域(SGA)とインスタンスのプログラム・グローバル領域(PGA)のサイズをより直接的に制御するには、自動メモリー管理を無効化し、自動共有メモリー管理を有効化します。次の手順を実行します。
Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)の「構成」メニューから「初期化パラメータ」を選択します。
「現行」タブを含む初期化パラメータ・ページが表示されます。
「検索」フィールドにMEMORY_TARGET
と入力します。
MEMORY_TARGET
を選択して、「設定」をクリックします。
初期化パラメータの設定ページが表示されます。
「値」フィールドに0と入力し、「メモリー」の「有効範囲」を指定し、「OK」をクリックします。
確認メッセージが表示されます。
注意:
この手順では、現在のセッションに対して自動メモリー管理を自動共有メモリー管理に変更します。自動メモリー管理を自動共有メモリー管理に変更し、データベースの再起動後も有効であるようにするには、次のように実行します。
データベースでサーバー・パラメータ・ファイルが使用されている場合は、「初期化パラメータの設定」ページでSPFileの「有効範囲」およびメモリーの「有効範囲」を指定します。
データベースでテキストの初期化パラメータ・ファイルが使用されている場合は、そのファイルのMEMORY_TARGET
の値を手動で0 (ゼロ)に設定します。
「構成」メニューから「メモリー」を選択します。
「メモリー設定」セクションの「SGAメモリー」サブセクションで、「管理モード」の現在の値が「自動」であることに注意してください。これは、自動共有メモリー管理が有効であることを示しています。このページに表示される初期化パラメータは、MEMORY_TARGET
に加え指定された値です。
手動共有メモリー管理が現在有効になっている場合、自動共有メモリー管理に変更するには、次の手順を実行します。
手動共有メモリー管理が現在有効になっている場合に、Oracle Databaseを使用してSGAとインスタンスPGAの最適サイズを決定するには、手動共有メモリー管理を無効化し、自動共有メモリー管理を有効化します。次の手順を実行します。