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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.6.6 高速リカバリ領域の領域使用状況の監視

高速リカバリ領域の領域使用量を監視して、バックアップおよびその他のリカバリ関連ファイルの格納に十分な大きさがあることを確認するのは重要です。Oracle Databaseでは、高速リカバリ領域の領域使用状況を監視するために、2つのビューV$RECOVERY_FILE_DESTおよびV$RECOVERY_AREA_USAGEが提供されます。

V$RECOVERY_FILE_DESTビューを使用して、高速リカバリ領域に関する情報(ファイル合計数、現在の位置、ディスク割当て制限、使用領域およびファイル削除による再利用可能な領域)を取得します。領域の詳細はバイト単位で示されます。V$RECOVERY_FILE_DESTを問い合せると、次の出力が生成されます。

SELECT * FROM V$RECOVERY_FILE_DEST;

NAME         SPACE_LIMIT SPACE_USED SPACE_RECLAIMABLE NUMBER_OF_FILES
-------------- ----------- ---------- ----------------- ---------------
/mydisk/rcva 5368709120  109240320  256000            28

V$RECOVERY_AREA_USAGEビューには、異なるタイプのファイルで使用されるディスクの割当ての割合と、不要なファイル、冗長なファイルまたはテープにバックアップされているファイルを削除することによって再利用できる領域の割合が含まれます。V$RECOVER_AREA_USAGEビューを問い合せると、次の出力が生成されます。

SELECT * FROM V$RECOVERY_AREA_USAGE;

FILE_TYPE    PERCENT_SPACE_USED  PERCENT_SPACE_RECLAIMABLE  NUMBER_OF_FILES
------------ ------------------  -------------------------  ---------------
CONTROLFILE        0                  0                         0
ONLINELOG          2                  0                         22
ARCHIVELOG         4.05              2.01                       31
BACKUPPIECE        3.94              3.86                       8
IMAGECOPY         15.64              10.43                      66
FLASHBACKLOG       .08                0                         1