オラクル社推奨のリカバリ機能では、データ・リカバリ・アドバイザを利用します。これは、データ障害を自動的に診断して適切な修復オプションを決定、提示し、ユーザーの要求に応じて修正を実行するOracle Database機能です。データ修復を自動化する集中ツールを提供することで、データ・リカバリ・アドバイザはOracle Databaseの管理性および信頼性を高めます。
注意:
データ・リカバリ・アドバイザは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の障害の診断および修復にのみ使用できます。プラガブル・データベース(PDB)に対してはサポートされていません。
RMANはデータ・リカバリ・アドバイザにコマンドライン・インタフェースを提供します。次のRMANコマンドを使用して、Oracle RACデータベースを含むOracle Databaseに対するデータ障害を診断および修復できます。
LIST FAILURE
このコマンドを使用すると、障害に関する問題の説明およびデータベースの操作に対するそれらの障害の影響を表示できます。各障害は、障害番号によって識別されます。
ADVISE FAILURE
このコマンドを使用すると、自動および手動の両方の修復オプションを表示できます。
REPAIR FAILURE
このコマンドを使用すると、最新のADVISE FAILURE
コマンドによってリストされた障害を自動的に修復できます。
関連項目:
CHANGE FAILURE
コマンドの使用による障害のステータスまたは優先度の変更については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。