Oracle Flashback Dropを使用すると、削除した表を索引やトリガーなどの依存オブジェクトとともにデータベースに戻して、表の削除の影響を取り消すことができます。この機能では削除したオブジェクトがごみ箱に格納されますが、ごみ箱の中のオブジェクトは、ユーザーの明示的な指定または領域不足によりごみ箱がパージされるまで取得可能です。
フラッシュバック表と同様に、フラッシュバック・ドロップはデータベースがオープンしているときに使用できます。また、フラッシュバックを行っても、フラッシュバック・ドロップ操作の影響を受けないオブジェクトの変更が取り消されることはありません。フラッシュバック表は、データベースをオフラインにしてバックアップからファイルをリストアする必要のあるメディア・リカバリ形式より便利です。
注意:
フラッシュバック・ドロップの使用によりリカバリ可能な表は、ローカル管理表領域に存在する必要があります。また、SYSTEM
表領域では、表領域のタイプにかかわらず、フラッシュバック・ドロップを使用しても表をリカバリできません。
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