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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.2.5 一貫性バックアップと非一貫性バックアップ

バックアップには、一貫性バックアップと非一貫性バックアップがあります。一貫性バックアップを作成するには、データベースが正常に停止され、バックアップ中はクローズ状態である必要があります。停止プロセスの実行時にコミットされたすべての変更がデータファイルに書き込まれるため、データファイルはトランザクションの一貫性が保たれた状態となります。一貫性バックアップからデータファイルをリストアするときは、データベースをすぐにオープンできます。

データベースがARCHIVELOGモードの場合は、アーカイブREDOログ・ファイルを使用してリカバリが可能な非一貫性バックアップを作成できます。オープンしているデータベースのバックアップは、まだデータファイルに適用されていない変更がオンラインREDOログ・ファイルに含まれているため、一貫性がありません。確実にリカバリできるように、オンラインREDOログ・ファイルをアーカイブした後、データファイルとともにバックアップする必要があります。

名前によらず、非一貫性バックアップは一貫性バックアップと同程度の堅牢性を持っています。一貫性バックアップの作成と比較した場合、データベースがオープンしていて更新可能な状態でもデータベースのバックアップができるという利点があります。