データファイルの全体バックアップには、データファイルのすべての使用済ブロックが含まれます。全体バックアップはイメージ・コピーとバックアップ・セットのいずれかです。
増分バックアップでは、バックアップとバックアップの間に変更されたデータファイルのブロックのみがコピーされます。データファイルのすべてのブロックをコピーしたレベル0の増分バックアップは、増分バックアップ計画の開始点として使用されます。
レベル1の増分バックアップは、前回のレベル0またはレベル1の増分バックアップの後で変更されたブロックのイメージのみをコピーします。レベル1のバックアップは、直近のレベル0のバックアップ以降に変更されたすべてのブロックが含まれる累積バックアップか、直近のレベル0またはレベル1の増分バックアップ以降に変更されたブロックのみが含まれる差分バックアップです。
レベル0の増分バックアップは、バックアップ・セットまたはイメージ・コピーのいずれかにできますが、レベル1の増分バックアップは、バックアップ・セットのみが可能です。
通常の増分バックアップ計画では、レベル1のバックアップを1日1回のように定期的に行います。
リカバリ時に、Oracle Recovery Manager (RMAN)では必要に応じて増分バックアップとREDOログの両方を自動的に適用し、データベースを必要な時点までリカバリします。