プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

9.3.5.1 バックアップ・デバイス設定の構成

ディスクベース・バックアップの場合、バックアップのデフォルトの形式、ディスク上のバックアップの保存場所、バックアップ・タスクが並行して実行されるかどうか、およびバックアップを圧縮するかどうかを構成できます。

テープへのバックアップの場合、テープ・ドライブの数やバックアップを圧縮するかどうかなどの設定を構成できます。ほとんどのプラットフォームでは、Oracle Databaseにメディア・マネージャを統合し、連続したメディアを格納に使用する必要があります。

データベースおよびファイル・システムのテープへのバックアップをサポートするOracle Secure Backupをメディア・マネージャとして使用できます。Oracle Secure Backupは、他のサード・パーティのSBTインタフェースと同じサービスをOracle Recovery Manager (RMAN)に提供します。この項では、ディスク・バックアップのみを作成すると想定しています。

RMANのCONFIGUREコマンドを使用して、デフォルトのバックアップ・タイプ、データベース・ファイルのバックアップ先のディスクの場所、並列性などのバックアップ・デバイスの設定を構成します。RMANのSHOW ALLコマンドを使用して、現在構成されている設定を表示します。

バックアップ・デバイスの設定を構成するには、次の手順を実行します。

  1. RMANを使用したターゲット・データベースへの接続で説明されているとおりに、RMANをターゲット・データベースに接続します。
  2. バックアップの保存に使用するデフォルト・デバイスがディスクであることを指定します。次のコマンドは、バックアップをディスクに保存するようにRMANに指示します。
    CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK;
    
  3. バックアップはバックアップ・セットの形式でディスクに保存する必要があることを指定します。また、並列性に1を設定します。
    CONFIGURE DEVICE TYPE DISK BACKUP TYPE TO BACKUPSET PARALLELISM 1;
    

    ディスク上のバックアップは、バックアップ・セットまたはイメージ・コピーの形式で保存できます。イメージ・コピーは、データベース・ファイルが正確にコピーされたものです。これらはRMAN固有の形式で保存されていないため、そのまま使用してリカバリを実行できます。バックアップ・セットはRMAN固有の形式を使用しています。バックアップ・セットの場合、RMANは未使用ブロックの圧縮を使用して、データを含むブロックのみをバックアップすることで領域を節約できます。また、RMANでは、バックアップを暗号化し、増分バックアップを作成することもできます。

    注意:

    イメージ・コピーおよびバックアップ・セットの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

関連項目:

デフォルト・デバイスとしてのテープの設定については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。