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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.3.5.2 バックアップ・ポリシー設定の構成

制御ファイルおよびサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップ、データベース全体のバックアップから除外する表領域、およびバックアップ保存ポリシーを制御するバックアップ・ポリシーを設定できます。

バックアップ・ポリシー設定を構成するには、次の手順を実行します。

  1. RMANを使用したターゲット・データベースへの接続に説明されているとおりに、Oracle Recovery Manager (RMAN)をターゲット・データベースに接続します。
  2. 制御ファイルおよびサーバー・パラメータ・ファイルの自動バックアップの構成で説明されているように、制御ファイルおよびサーバー・パラメータを自動的にバックアップするようにRMANを構成します。
  3. バックアップの最適化を構成して、高速リカバリ領域の領域を節約します。最適化では、バックアップ済の、読取り専用ファイルおよびオフラインのデータファイルなどの未変更ファイルは除外されます。
    CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON;
    
  4. 保存ポリシーを構成して、メディア・リカバリ用にバックアップおよびアーカイブREDOログを保持する必要がある期間を指定します。

    次のコマンドは、バックアップおよびアーカイブ・ログは31日間保持する必要があることを指定します。

    CONFIGURE RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 31 DAYS;
    
  5. 次のコマンドを使用して、アーカイブ・ログがテープにバックアップされたり、保存ポリシーに基づいて不要になった場合のみ、アーカイブ・ログが自動的に削除されるように指定します。
    CONFIGURE ARCHIVELOG DELETION POLICY TO NONE;
    
  6. ブロック・チェンジ・トラッキングの有効化に説明されているとおりに、ブロック・チェンジ・トラッキングを有効にします。
  7. オプションで、バックアップから除外する必要がある表領域を指定します。

    読取り専用の表領域、一時データまたはテスト・データを含む表領域など、特定の表領域をバックアップから除外することによって、領域を節約できます。

    次のコマンドは、表領域exampleをバックアップから除外します。

    CONFIGURE EXCLUDE FOR TABLESPACE example;
    

関連項目:

保存ポリシーの他の構成方法については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。