Oracle Recovery Manager (RMAN)を使用してバックアップおよびリカバリ・タスクを実行するには、SYSDBAまたはSYSBACKUP管理権限を持つユーザーとしてターゲット・データベースに接続する必要があります。SYSBACKUP権限には、データベースのバックアップおよびリカバリに必要なすべての権限が含まれています。これらの権限は、SYSDBA管理権限に含まれる権限のサブセットです。
次のタイプのユーザーはSYSBACKUP権限を持っています。
SYSBACKUPユーザー。
データベースをインストールすると、SYSBACKUP権限を持つSYSBACKUPユーザーが自動的に作成されます。
SYSBACKUP権限を付与するデータベース・ユーザー。
オペレーティング・システム認証用のOSBACKUPDBAオペレーティング・システム・グループのメンバーであるデータベース・ホスト・ユーザー。
データベースのインストール時に、OSBACKUPDBAグループは、特定のオペレーティング・システム・グループに割り当てられます。たとえば、UNIXおよびLinuxシステムでは、backupdbaグループは通常、OSBACKUPDBAグループとして指定されます。このグループのホスト・ユーザーは、オペレーティング・システム認証を使用してターゲット・データベースに接続することが可能で、データベース・ユーザーとして定義する必要はありません。
このマニュアルで説明されている推奨バックアップ計画では、オペレーティング・システム認証を使用します。ホスト・ユーザーを作成して、それらをOSBACKUPDBAグループに追加する方法は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
注意:
以前のリリースでは、バックアップおよびリカバリ・タスクを実行するには、SYSDBA管理権限が必要でした。Oracle Database 12c以降、バックアップおよびリカバリ操作にSYSBACKUP管理権限を使用することをお薦めします。
SYSBACKUPユーザーは使用しないことをお薦めします。かわりに、ユーザーを作成し、そのユーザーにSYSBACKUP権限を付与します。
関連項目:
オペレーティング・システム認証の詳細は、「SQL*Plusの起動およびデータベースへの接続」を参照してください