この項では、コマンドラインおよびWindowsのスタート・メニューからSQL*Plusを起動してデータベースに接続する方法について説明します。
新しいインストールでは、SYSまたはSYSTEMデータベース・アカウントを使用して、データベースに接続します。ユーザー名としてSYSまたはスラッシュ(/)を入力して、AS SYSDBA句を指定すると、オペレーティング・システム認証を使用して、アクセスの認証が行われます。オペレーティング・システム認証では、Windows、UNIXまたはLinuxのホスト・ユーザー・アカウントを使用してOracle Databaseに対する認証が行われます。特別なユーザー・グループのメンバーであるユーザー・アカウントを持つホスト・コンピュータにログインする必要があります。UNIXおよびLinuxの場合、通常、このユーザー・グループはdbaです。このタイプの認証を使用すると、起動されていないOracle Databaseに接続できるため、起動されていないOracle Databaseを起動できます。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
次の手順は、SYSDBA権限を使用して、ユーザーSYSとしてデータベースにログインする方法を示しています。
SQL*Plusを起動してコマンドラインからデータベースに接続するには、次の手順を実行します。
コマンド・ウィンドウを開きます。
「オペレーティング・システムの環境変数の構成」で説明されているとおりに、オペレーティング・システムの環境変数を構成します。
次の形式でコマンドを使用し、SQL*Plusを起動します。
sqlplus {username | /} [as sysdba]
次に、このコマンドの例を示します。
$ sqlplus / AS SYSDBA
Enter password: password
usernameには、SYSまたはSYSTEM管理ユーザーを使用できます。プロンプトで、インストール時に設定したパスワードを入力します。SYSユーザーを使用した場合は、ユーザー名の後にAS SYSDBAを含める必要があります。
SQL*Plusでは、デフォルトのデータベース・インスタンス(Microsoft Windows)または環境変数(LinuxおよびUNIX)により指定されたデータベース・インスタンスに接続されます。
Windowsの「スタート」メニューからSQL*Plusを起動してデータベースに接続するには、次の手順を実行します。
関連項目:
日常的な管理タスクでのSYSTEMアカウント使用の推奨代替手段の詳細は、「SYSおよびSYSTEMユーザー」を参照してください
Oracle Database管理者ガイド
『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』