プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

3.8.3 SQL*Plusの起動およびデータベースへの接続

この項では、コマンドラインおよびWindowsのスタート・メニューからSQL*Plusを起動してデータベースに接続する方法について説明します。

新しいインストールでは、SYSまたはSYSTEMデータベース・アカウントを使用して、データベースに接続します。ユーザー名としてSYSまたはスラッシュ(/)を入力して、AS SYSDBA句を指定すると、オペレーティング・システム認証を使用して、アクセスの認証が行われます。オペレーティング・システム認証では、Windows、UNIXまたはLinuxのホスト・ユーザー・アカウントを使用してOracle Databaseに対する認証が行われます。特別なユーザー・グループのメンバーであるユーザー・アカウントを持つホスト・コンピュータにログインする必要があります。UNIXおよびLinuxの場合、通常、このユーザー・グループはdbaです。このタイプの認証を使用すると、起動されていないOracle Databaseに接続できるため、起動されていないOracle Databaseを起動できます。詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

次の手順は、SYSDBA権限を使用して、ユーザーSYSとしてデータベースにログインする方法を示しています。

SQL*Plusを起動してコマンドラインからデータベースに接続するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド・ウィンドウを開きます。

  2. オペレーティング・システムの環境変数の構成で説明されているとおりに、オペレーティング・システムの環境変数を構成します。

  3. 次の形式でコマンドを使用し、SQL*Plusを起動します。

    sqlplus {username | /} [as sysdba]
    

    次に、このコマンドの例を示します。

    $ sqlplus / AS SYSDBA
    Enter password: password
    

    usernameには、SYSまたはSYSTEM管理ユーザーを使用できます。プロンプトで、インストール時に設定したパスワードを入力します。SYSユーザーを使用した場合は、ユーザー名の後にAS SYSDBAを含める必要があります。

    SQL*Plusでは、デフォルトのデータベース・インスタンス(Microsoft Windows)または環境変数(LinuxおよびUNIX)により指定されたデータベース・インスタンスに接続されます。

Windowsの「スタート」メニューからSQL*Plusを起動してデータベースに接続するには、次の手順を実行します。

  1. オペレーティング・システムの環境変数の構成で説明されているとおりに、オペレーティング・システムの環境変数を構成します。
  2. 「スタート」をクリックして、「プログラム」(または「すべてのプログラム」)→「Oracle - HOME_NAME」→「Application Development」「SQL*Plus」を選択します。
  3. プロンプトが表示されたら、データベースとの接続に使用するアカウントのユーザー名およびパスワードを入力します。

    ユーザー名には、SYSまたはSYSTEM管理アカウントを使用できます。インストール時に指定したパスワードを使用できます。

    ユーザー名としてSYSまたは/を使用する場合は、次の例に示すように、空白の後にAS SYSDBA句を続けます。

    Enter user-name: SYS AS SYSDBA
    Enter password: password
    
    or
    
    Enter user-name: / AS SYSDBA

関連項目: