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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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9.4.4.1 選択したバックアップの検証

特定のバックアップの検証では、バックアップが存在し、リストア可能であるかどうかがチェックされます。使用可能なバックアップ・セットでリカバリが可能かどうかのテストは行われません。たとえば、データベースの複数の表領域におけるデータファイルのイメージ・コピーが存在し、それぞれが検証可能であるとします。ただし、その中に有効なバックアップが存在しない表領域がある場合、データベースをリストアおよびリカバリすることはできません。

選択済のバックアップを検証するには、次の手順を実行します。

  1. RMANを使用したターゲット・データベースへの接続に説明されているとおりに、Oracle Recovery Manager (RMAN)をターゲット・データベースに接続します。
  2. 必要なバックアップを検証します。

    次のVALIDATEコマンドは、データファイルusers_02.dbfを検証します。

    VALIDATE DATAFILE '/ora112/oradata/users_02.dbf';
    
    Starting validate at 27-MAR-12
    using channel ORA_DISK_1
    channel ORA_DISK_1: starting validation of datafile
    channel ORA_DISK_1: specifying datafile(s) for validation
    input datafile file number=00020 
    name=/ora112/oradata/users_02.dbf
    channel ORA_DISK_1: validation complete, elapsed time: 00:00:01
    
    List of Datafiles
    =================
    File Status Marked Corrupt Empty Blocks Blocks Examined High SCN
    ---- ------ -------------- ------------ --------------- ----------
    20   OK     0              248          256             618976
    
    File Name: /ora112/oradata/users_02.dbf
    Block Type Blocks Failing Blocks Processed
      ---------- -------------- ----------------
      Data       0              0
      Index      0              0
      Other      0              8
    
    Finished validate at 27-MAR-12
    

バックアップ・セット内の1つ以上のバックアップ・ピースが欠落または破損している可能性がある場合は、VALIDATE BACKUPSETコマンドを使用して、そのバックアップ・セットを検証します。

関連項目:

バックアップの検証の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。