プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

11.7.4 EM Expressを使用した切断されたPDBの接続

この項では、EM Expressを使用して切断されたPDBを接続して新しいPDBを作成する方法について説明します。

注意:

切断されたPDBをCDBに接続する前に:

  • ターゲットCDB (切断されたPDBの接続先のCDB)が存在し、EM ExpressがそのCDBにアクセスするように構成されている必要があります。

  • ターゲットのCDBは、読取り/書込みモードである必要があります。

  • 切断したPDBを説明するXMLファイル、および切断したPDBと関連付けられているその他のファイル(データ・ファイルなど)が存在し、読取り可能であることが必要です。

  • ターゲット・ホストのユーザーは、(切断したPDBを接続する) CDBが属するOracleホームの所有者である必要があります。

  • ソースCDBホスト(切断したPDBを以前含んでいたCDBがインストールされていたホスト)およびターゲットCDBのホスト(ターゲットCDBがインストールされていたホスト)のプラットフォームのendiannessが同じで、同じセットのデータベース・オプションがインストールされている必要があります。

  • 切断されたPDBが含まれたCDBおよびターゲットCDBには、互換性のあるキャラクタ・セットおよび各国語キャラクタ・セットが含まれている必要があります。互換性のために、キャラクタ・セットおよび各国語キャラクタ・セットは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』で指定されている要件をすべて満たす必要があります。

切断されたPDBをCDBに接続する手順:

  1. EM Expressで、切断されたPDBを接続するCDBの「コンテナ」ページに移動します。

    詳細は、「コンテナ」ページへのアクセスを参照してください。

  2. 「コンテナ」ページの「コンテナ」セクションで、「アクション」メニューから「接続」を選択します。接続ウィザードが表示されます。

  3. 接続ウィザードの「一般」ページで、次のフィールドに値を入力します。

    • メタデータ・ファイル: PDBの切断時に作成されたメタデータXMLファイルへのフル・パスを入力します。

    • メタデータ・ファイルからPDB名を再利用: このオプションを選択するか、無効化する場合は、CDBへの接続時に使用する切断されたPDBの新しい名前を指定します。

    • メタデータ・ファイルからソース・データファイルの場所を再利用: このオプションを選択するか、無効化する場合は、CDBへの接続時に使用する切断されたPDBの新しいソース・データファイルの場所を指定します。

    右矢印ボタンをクリックして、「記憶域」ページに移動します。

  4. 「記憶域」ページで、PDBのデータファイルを格納する場所のタイプを選択します。

    • ターゲットCDB (切断されたPDBの接続先)でOracle Managed Filesが有効になっている場合、同じ設定を使用するには、「Oracle Managed Files(OMF)の使用」を選択します。

    • ターゲットCDBでOMFを使用していない場合は、データファイルの場所を指定するか、「データファイルの場所」フィールドに指定されているデフォルトをそのまま使用します。

  5. 「記憶域」ページで、データファイルに無制限の記憶域を設定するかどうかも選択します。

    無制限の記憶域を設定しない場合は、次のフィールドの値を指定する必要があります。

    • 最大サイズ: PDBに属するすべての表領域が使用できる記憶域の量。

    • 最大共有一時サイズ: すべてのPDBが共有し、PDBに接続しているセッションが使用可能な、デフォルト一時表領域の記憶域の量。

    これらのフィールドに値を指定しない場合は、PDBの接続時にそれぞれの値が無制限に設定されます。

  6. CDBに現在アクティブなリソース・プランがある場合は、「リソース制限」ページが表示されます。

    これらのフィールドに値を指定するか、接続するPDBのデフォルト値をそのまま使用します。

    • 共有: このPDBに新しい共有値を指定するか、現在の値を維持します。

    • CPU使用率制限(%): このPDBのCPU使用率に新しい値を指定するか、現在の値を維持します。

    • パラレル・サーバー制限(%): このPDBのパラレル・サーバー使用率に新しい値を指定するか、現在の値を維持します。

  7. 「OK」をクリックします。

    切断されたPDBがCDBに接続され、読取り/書込みモードでオープンします。EM Expressによって、「コンテナ」ページの「コンテナ」セクションに表示されるコンテナ・リストにPDBが追加されます。

このPDB用にEM ExpressのHTTPSポートを構成したら、EM Expressを使用してPDBを管理できるようになります。PDBでEM_EXPRESS_ALLロールを付与されている管理ユーザーは、EM Expressを使用してPDBを管理できます。

関連項目: