十分な十分な物理メモリーがあるかどうかはOracle Databaseのパフォーマンスに重大な影響を与えます。Oracle Databaseは、自動メモリー管理機能により、SGAおよびPGAの各種コンポーネント間でメモリー配分を自動的に調整し、最適なパフォーマンスを維持します。この調整は、データベースに割り当てた合計メモリー容量の範囲内で行われます。
ADDMは、データベースのパフォーマンスを定期的に評価して、パフォーマンスの問題を特定します。現在の使用可能なメモリー容量が十分ではなく、パフォーマンスに悪影響を与えていることが判明した場合、ADDMはメモリー割当て量を増やすように推奨します。新しいメモリー割当て量はメモリー・アドバイザを使用して選択できます。
また、メモリー・アドバイザを使用して、次のことに関するwhat-if分析を実行できます。
データベースへ物理メモリーを追加するデータベース・パフォーマンスの利点
データベースで使用可能な物理メモリーの削減のデータベース・パフォーマンスの影響
メモリー・アドバイザを使用すると、メモリーのサイズ設定に関するアドバイスを次のように取得できます。
自動メモリー管理が有効になっている場合は、Oracleインスンスに異なるターゲット・メモリー・サイズの設定を使用することによって、節約される時間の割合の予測を取得できます。
詳細は、「メモリー設定の変更: 自動メモリー管理」を参照してください。
自動メモリー管理が無効、自動共有メモリー管理が有効になっている場合は、異なる合計SGAサイズを使用することによって、節約される時間の割合の予測を取得できます。
詳細は、「メモリー設定の変更: 自動共有メモリー管理」を参照してください。
手動共有メモリー管理のみが有効になっている場合は、異なるデータベース・キャッシュ・サイズを使用することによって、節約される読取りの割合の予測を取得できます。
詳細は、「メモリー設定の変更: 手動共有メモリー管理」を参照してください。