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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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5.1.1 初期化パラメータの概要

Oracleインスタンスの管理には、Oracleインスタンスの基本的な操作に影響を与えるパラメータの構成が含まれます。これらのパラメータは初期化パラメータと呼ばれます。Oracleインスタンスは、パラメータを起動する際にファイルから初期化パラメータを読み取ります。

インストール時に、Database Configuration Assistant (DBCA)で使用できる事前構成済のデータベース・ワークロードを選択すると、指定した環境で通常どおりに使用できるように初期化パラメータが最適化されます。データベース・ユーザーの数およびワークロードが増加するに従い、初期化パラメータの一部を変更する必要が生じることがあります。これらの変更は、Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)の「初期化パラメータ」ページを使用するか、メモリー・アドバイザのようなOracle Databaseに用意されているアドバイザを使用して行うことができます。詳細は、メモリー・アドバイザを使用したメモリー使用量の最適化を参照してください。

ファイルに読み込まれた後、初期化パラメータはメモリーに保持されます。ここでそれらの値は動的に変更できます。パラメータ・ファイルには2種類あります。インスタンスの起動に使用するファイルのタイプにより、動的な初期化パラメータの変更が、データベースの停止および起動後も保持されるかどうかが決まります。パラメータ・ファイルのタイプは次のとおりです。

SQL文を使用して、次のものを作成できます。

DBCAを使用してデータベースを作成すると、サーバー・パラメータ・ファイルが作成されます。このファイルはデータベースが起動するたびに作成されます。

関連項目:

  • 初期化パラメータの表示と変更

  • サーバー・パラメータ・ファイルのデフォルトの名前と位置、およびサーバー・パラメータ・ファイルまたはテキスト初期化パラメータ・ファイルを作成するコマンドの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • パラメータ・ファイルの概要は、『Oracle Database概要』を参照してください。