ヘッダーをスキップ
Oracle® Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71332-03
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

このリリースの『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』の変更内容

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Database Advanced Queuing 12cリリース1 (12.1.0.2)の変更内容

Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.2)の『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』における変更点は次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • JMSストリーミング

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.2)では、Advanced Queuingは、大量のメッセージ・データまたはペイロードを送受信するアプリケーション用に、AQjmsBytesMessageおよびAQjmsStreamMessageを介した共有キューのエンキューおよびデキューでのJMSストリーミングを導入しました。

    詳細は、「JMSストリーミング」を参照してください。

Oracle Database Advanced Queuing 12cリリース1 (12.1)の変更内容

Oracle Database 12c リリース1 (12.1)の『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』における変更点は次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • JMSシャード・キュー

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)のAdvanced Queuingは、高いパフォーマンスと可用性を持つシャードJMSキューを導入しています。シャード・キューとは、システムで管理されているパーティション化を使用して、独立した複数の物理キューに分割される1つの論理キューです。シャード・キューにより、異なるキュー・シャードにある2つのメッセージ間の順序付けがベスト・エフォートで実行されるため、エンキューおよびデキューのスループットが、特にOracle RACインスタンスで向上します。各シャードは、セッション内のエンキュー時刻に基づいて順序付けされます。シャード・キューは、エンキュー元およびデキュー元がそれら同士で競合しないように、表のパーティションを自動的に管理します。また、シャード・キューは、インメモリーのメッセージ・キャッシュを使用して、パフォーマンスを最適化し、AQ-JMSのエンキューおよびデキューのディスクおよびCPUのオーバーヘッドを削減します。シャード・キューは、Oracle RACインスタンス全体で使用されるキュー、エンキュー率またはデキュー率の高いキュー、またはサブスクライバの多いキューについて推奨されるJMSキューです。

    詳細は、「JMSシャード・キュー」を参照してください。

  • 結果キャッシュ拡張

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)では、ルール・エンジンに、共通で使用される多数のルールのパフォーマンスを向上させる結果キャッシュが導入されました。結果キャッシュでは、属性が同一の式が以前に評価されている場合は、評価フェーズが省略されます。ルールの結果が確定的でない可能性がある場合や、評価されないルールがある場合、または属性に非スカラー・データ型が含まれる場合などには、すべてのルールがキャッシュされるわけではありません。アドバンスト・キューでは、サブスクリプションやそのデキュー・セッションの存続期間が長い場合に、キャッシュが非常に便利です。

  • LONG VARCHARのサポート

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)のOracle Database Advanced Queuingでは、LONG VARCHARデータ型がサポートされています。

  • 3層バックグラウンド・アーキテクチャ

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)には、新しい3層設計のAQバックグラウンド・プロセス・アーキテクチャが導入されています。

    詳細は、「AQバックグラウンド・アーキテクチャ」を参照してください。

  • Data Guardデータベースのローリング・アップグレードのサポート

    Oracle Database Advanced Queuingを使用するデータベースを、Data Guardデータベースのローリング・アップグレードを使用して、新しいOracleデータベースのリリースおよびパッチ・セットにアップグレードできるようになりました(一時ロジカル・スタンバイ・データベースのみ)。ローリング・アップグレードは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)からサポートされています。

    Data Guardデータベースのローリング・アップグレードは、新しいデータベース・リリースまたはパッチ・セットへのアップグレードをローリング方式で実行できるようにすることで計画ダウン時間を短縮します。このようなアップグレードの合計データベース・ダウン時間は、Data Guardスイッチオーバーの実行に必要な短い時間にかぎられています。

    次のパッケージを使用すると、ロジカル・スタンバイを使用したローリング・アップグレードがサポートされます。

    • DBMS_AQ

    • DBMS_AQJMS

    • DBMS_AQADM(次のプロシージャを除く):

      • SCHECULE_PROPAGATION

      • UNSCHEDULE_PROPAGATION

      • ALTER_PROPAGATION_SCHEDULE

      • ENABLE_PROPAGATION_SCHEDULE

      • DISABLE_PROPAGATION_SCHEDULE


    関連項目:

    • Data Guardの一時論理ローリング・アップグレードの詳細は、『Oracle Database高可用性概要』を参照してください

    • Oracle Database AQパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください