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Oracle® Application Express管理ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71342-01
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2.8 Oracle Application Expressインスタンスのユーザーの管理

インスタンス管理者は、開発者とユーザーの管理ページで、Oracle Application Expressインスタンス内のすべてのユーザー・アカウントを管理できます。ユーザー・アカウントは、ワークスペースでApplication Express認証を使用している場合に特に有効です。

ユーザー・アカウントの設定するときに、インスタンス管理者は、アカウント・ロックの許可、パスワードへの固定存続期間の付与、および初回使用時のパスワード変更のリクエストなど、管理性の属性を利用できます。


参照:


内容は次のとおりです。

2.8.1 新しいユーザー・アカウントの作成

新しいユーザー・アカウントを作成するには、次の手順を実行します。


ヒント:

ユーザーの作成/編集ページには、「インスタンス管理」ホームページの「ワークスペース・タスク」リストで「ユーザーの作成」をクリックすることでもアクセスできます。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。

  3. 「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。

    開発者とユーザーの管理ページが表示されます。

  4. 「ユーザーの作成」をクリックします。

    ユーザーの作成/編集ページが表示されます。

  5. 「ユーザー属性」で、次を入力します。

    1. ユーザー名: システムへのログインに使用するユーザー名を入力します。次の制限があります。

      • 最大長は100文字

      • 空白を使用しないこと

      • 使用可能な特殊文字はアンパサンド(@)およびピリオド(.)のみ

    2. 電子メール・アドレス: このユーザーの有効な電子メール・アドレスを入力します。

    3. : ユーザーをさらに識別するために名を入力します(オプション)。

    4. : ユーザーをさらに識別するために姓を入力します(オプション)。

    5. 説明: このユーザーに関するコメントを入力します(オプション)。

    6. デフォルトの日付書式: ユーザーに対するデフォルトのOracle日付書式を指定します。このオプションによって、SQLワークショップ内のデフォルトの日付書式が制御されます。

  6. 「アカウント権限」で、次の手順を実行します。

    1. ワークスペース: ユーザーを作成するワークスペースを選択します。

    2. デフォルトのスキーマ: データの参照、アプリケーションの作成およびSQLスクリプトの実行に使用するデフォルト・スキーマを指定します。

    3. 管理者ユーザー: 「はい」または「いいえ」を選択して、このユーザーがワークスペースの管理者権限を所有する必要があるかどうかを指定します。管理者には、すべてのコンポーネントへのアクセス権が付与されます。さらに、管理者はユーザー・アカウント、グループおよび開発サービスを管理できます。インスタンス管理者によって無効にされているコンポーネントは使用できないことがあります。

    4. 開発者ユーザー: 「はい」または「いいえ」を選択して、このユーザーが開発者権限を所有する必要があるかどうかを指定します。開発者は、アプリケーションおよびデータベース・オブジェクトの作成および変更し、開発者アクティビティ、セッション・ステート、ワークスペース・アクティビティ、アプリケーションおよびスキーマ・レポートを表示します。

      開発者には、アプリケーション・ビルダーまたはSQLワークショップ(あるいはその両方)へのアクセス権が必要です。インスタンス管理者によって無効にされているコンポーネントは使用できないことがあります。

    5. アプリケーション・ビルダー・アクセス: 開発者がアプリケーション・ビルダーへのアクセス権を所有するかどうかを決定します。

    6. SQLワークショップ・アクセス: 開発者がSQLワークショップへのアクセス権を所有するかどうかを決定します。

    7. チーム開発アクセス: 開発者がチーム開発へのアクセス権を所有するかどうかを決定します。

    8. アカウントの可用性: 「ロック済」を選択すると、アカウントは使用できなくなります。「ロック解除済」を選択すると、アカウントを使用できるようになります。

  7. 「パスワード」で、次の手順を実行します。

    • パスワード: パスワードを大/小文字を区別して入力します。

    • パスワードの確認: パスワードを再度入力します。

    • 初回使用時にパスワードの変更が必要: 「いいえ」を選択すると、このユーザーは初回ログイン時にパスワードを変更する必要があります。「はい」を選択すると、ユーザーは初回ログイン後すぐに、パスワードを変更する必要があります。

  8. 「作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。


ヒント:

インスタンス管理者は、Oracle Application Expressインスタンス全体に対してこれらの設定を構成し、パスワードの複雑性ポリシーを定義できます。「すべてのワークスペースに対するログイン制御の有効化」を参照してください。「強力なパスワード・ポリシーについて」および「パスワード・ポリシーの構成」を参照してください。

2.8.2 既存のユーザー・アカウントの編集

既存のユーザー・アカウントを編集するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。

  3. 「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。

    開発者とユーザーの管理ページが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の対話モード・レポートのカスタマイズに関するセクションを参照してください。

  4. アカウントの詳細を編集するには、ユーザー名の横にある「編集」アイコンをクリックします。

    特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印と疑問符マークに変わります。

  5. 適切な変更を行います。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.8.3 ユーザー・アカウントの削除

ユーザー・アカウントを削除する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。

  3. 「ワークスペースの管理」で、「開発者とユーザーの管理」をクリックします。

    開発者とユーザーの管理ページが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の対話モード・レポートのカスタマイズに関するセクションを参照してください。

  4. ユーザーを選択します。

    ユーザーの作成/編集ページが表示されます。

  5. 「ユーザーの削除」をクリックします。

  6. 選択内容を確認して、「OK」をクリックします。