このドキュメントでは、エンド・ユーザーの観点から、Oracle Application Expressアプリケーションを使用する方法を説明します。Oracle Application Expressアプリケーションの開発の詳細は、『Oracle データベース・アプリケーション Express 2日で開発者ガイド』および『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のクイック・スタートを参照してください。
内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressは、Oracle Databaseのための高速Webアプリケーション開発ツールです。開発者は、ウィザードや直接の入力で、データベース・オブジェクトの外観としてHTMLインタフェース(またはアプリケーション)を構築できます。各アプリケーションは、タブ、ボタンまたはハイパーテキスト・リンクを使用してリンクされたページのコレクションです。
アプリケーションを作成すると、ユーザーはOracle Databaseのデータを管理、操作および表示できます。開発者はOracle Application Expressで次の2種類のアプリケーションを構築できます。
Webシート・アプリケーション
データベース・アプリケーション
Webシートは、テキストとデータを組み合せた対話モードのWebページです。Webシート・アプリケーションには、ナビゲーション・コントロールや検索機能およびファイル、ノート、タグなどの注釈を追加する機能があります。詳細は、「Webシートの使用」を参照してください。
開発者はOracle Application Expressで、プログラミングの経験が少なくても、Webブラウザを使用するだけで強力なデータベース・アプリケーションを作成できます。データベース・アプリケーションは、Oracle Databaseに格納された情報を迅速に追加、更新および表示できる、対話モードのユーザー・インタフェース(UI)です。この情報は、静的および対話モードのレポート、フォーム、地図、チャートなど、様々な形式で表示できます。
このガイドでは、エンド・ユーザーが対話モード・レポートをカスタマイズする方法を説明します。対話モード・レポートでは、検索、フィルタ処理、ソート、列選択、ハイライトなどのデータ操作を行うことで、レポート・データの表示をカスタマイズできます。これに加え、エンド・ユーザーはカスタマイズしたものを保存したり、レポートをローカルにダウンロードできます。詳細は、「対話モード・レポートの使用」を参照してください。
このガイドでは、Oracle Application Expressに、既存のアプリケーションのデータのロード・ウィザードを使用してデータをインポートする方法も説明します。詳細は、「データのアップロードについて」を参照してください。