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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71297-08
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このリリースでのバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドの変更点

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)での変更点

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドには、次の変更点があります。

新機能

このリリースの新機能は、次のとおりです。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)での変更点

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)のバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドには、次の変更点があります。

新機能

このリリースの新機能は、次のとおりです。

  • マルチテナント・コンテナ・データベースおよびプラガブル・データベースのサポート

    RMANは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)で導入された、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のバックアップおよびリカバリを提供します。このサポートには、指定されたプラガブル・データベース(PDB)のバックアップおよびPoint-in-Timeリカバリが含まれます。

  • SYSBACKUP権限

    SYSBACKUP管理権限には、クローズ状態のデータベースへの接続機能を含め、バックアップおよびリカバリに必要な権限が含まれています。システム管理者は、バックアップおよびリカバリを実行するユーザーに対して、SYSDBAのかわりにSYSBACKUPを付与することができ、これによってSYSDBA権限の散在を少なくします。SYSDBAと比較すると、SYSBACKUPには、SELECT ANY TABLEのようなデータ・アクセス権限は含まれません。

  • ストレージ・スナップショットの最適化

    ストレージ・スナップショットの最適化では、サード・パーティのテクノロジを使用して、データベースをBACKUPモードにすることなく、データベースのストレージ・スナップショットを取得できます。その後、そのスナップショットを使用して、データベースのすべてまたは一部をリカバリできます。

  • SQLインタフェースの改善

    このリリースから、ほとんどのSQLコマンドを、前にSQLキーワードを付けずにRMANで実行できるようになりました。RMANとSQLの両方に存在し、用途が異なる一部のコマンドについては、SQLキーワードを指定すると明確に指定できます。SQLコマンドは引用符で囲まなくてもよくなったため、SQLコマンド自体に引用符が必要な場合の構文が非常に簡素化されました。RMANコマンドは、SQL ALTERコマンドにかわりました。

    新しいRMAN DESCRIBEコマンドには、SQL*PlusのDESCRIBEコマンドの機能があります。

    関連項目:

    『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス』

  • マルチセクション・バックアップの改善

    RMANでは、増分バックアップおよびイメージ・コピーに対するマルチセクション・バックアップのサポートを提供します。可能な場合は、マルチセクション増分バックアップとともに、未使用ブロック圧縮とブロック・チェンジ・トラッキングが使用されます。これによって、バックアップとリストアのパフォーマンスが向上します。

  • ネットワークを介したファイルのリストアおよびリカバリ

    バックアップ・セットを使用し、データベース、データファイル、表領域または制御ファイルを、フィジカル・スタンバイ・データベースからリストアまたはリカバリすることができます。RMANは、ネットワークを介してバックアップ・セットを宛先ホストに送信します。これは、スタンバイ・データベースとプライマリ・データベースを同期化するData Guard環境で役立ちます。

  • アクティブなデータベースの複製の強化

    RMANでは、バックアップ・セットを使用してアクティブなデータベース複製を実行することができます。十分な補助チャネルが割り当てられると、補助インスタンスはターゲット・インスタンスに接続し、ネットワークを介してバックアップ・セットを取得するため、ターゲット・インスタンスでの処理の負荷を軽減します。複製プロセスでは、未使用ブロックの圧縮を使用して、ネットワーク上でトランスポートされるバックアップのサイズを削減することができます。使用されるバイナリ圧縮レベルを指定できます。アクティブなデータベースの複製を実行している間、バックアップの暗号化とマルチセクション・バックアップを使用することもできます。

  • クロス・プラットフォームのバックアップおよびリストアの改善

    全体および増分バックアップ・セットを使用してプラットフォーム間でデータをトランスポートできます。増分バックアップでは、クロス・プラットフォーム・データ移行時のアプリケーションの停止時間全体を短縮できます。

  • RMANバックアップからの表および表パーティションのリカバリ

    RMANでは、以前作成されたRMANバックアップから、指定された時点に表および表パーティションをリカバリすることができます。

  • 統合監査とRMAN

    統合監査によって、すべてのOracle Database監査レコードが、単一の監査証跡に連結されます。統合監査を使用するには、データベースをOracle Database 12cリリース 1 (12.1)にアップグレードしてから、統合監査を使用するようにデータベースを移行する必要があります。

    関連項目:

    • 統合監査を使用するためのデータベース移行の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

    • RMANの統合監査情報を検索する方法については、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。

  • DUPLICATEの拡張機能

    複製データベースの作成後に、RESETLOGSを使用して複製データベースを開かないことを指定できます。複製データベースの初期化パラメータを変更する場合や、複製データベースを開くことでソース・データベースと競合する複製データベースのサービスが開始される可能性がある場合に、複製データベースを開かないことを選択できます。

その他の変更

この項では、このリリースでのその他の変更について説明します。

場所が変更されたドキュメント

次の章は、場所が変更されています。

  • 「ASMデータ移行の実行」の章: この情報は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』に収録されています。