注意:
この機能はWindowsオペレーティング・システムではサポートされていません。
Oracleトレース・ファイル・アナライザ(TFA)コレクタは、Oracle Clusterware、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACシステムの診断データ収集を簡素化し、ターゲット診断を収集するためのツールです。TFAには、診断データを収集およびパッケージ化し、診断情報の収集を集中化および自動化する機能があります。
TFAは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のインストール時、またはこのリリースへのアップグレード時に、Oracle Grid Infrastructureホームにインストールされます。TFAデーモンは、関連トレース・ファイル・ディレクトリを検出し、検出されたディレクトリ内のトレース・ファイルを分析して、ファイル・タイプ(たとえば、データベース・トレース・ファイルまたはログ・ファイル、またはOracle Clusterwareトレース・ファイルまたはログ・ファイル)と、それらのファイルの最初と最後のタイムスタンプを特定します。TFAは、このデータを、BerkeleyデータベースのGridホーム所有者のORACLE_BASE
ディレクトリに格納します。
TFAデーモンは、追加する新しいトレース・ディレクトリを定期的にチェックし(新しいデータベース・インスタンスを作成した場合など)、トレース・ファイル・メタデータの更新が必要かどうかも定期的にチェックします。TFAは、診断データ収集時に、このメタデータを使用します。
TFAによる診断収集は、オンデマンドまたは自動のいずれか2つの方法で実行されます。
tfactl set
を使用して、トレース・ファイル内の一定のエラー・セットの検出時に、診断の自動収集を有効にします。
関連項目:
tfactl diagcollect
コマンドは、すべてのコンポーネントの、特定の時間範囲内のトリムされたトレース・ファイルを収集します。
この項には次のトピックが含まれます: