ocrconfig -replaceコマンドを使用して、このコマンドを実行するノードのOCRデバイスまたはファイルを置換します。追加するOCRの場所が存在し、十分な権限を所有している必要があり、また、Oracle ASMディスク・グループの場合、この場所はマウントしてから追加する必要があります。
このコマンドは、rootで実行する必要があります。
new_location_name変数は、ファイル名またはOracle ASMディスク・グループの名前です。次に例を示します。
/oradbocfs/crs/data.ocr: 空(0バイト)のOCRの場所を作成する必要があります
d:\oracle\mirror.ocr: 空(0バイト)のOCRの場所を作成する必要があります
+newdg: ディスク・グループが存在し、マウントされていることを確認します。
Oracle ASMディスク・グループを指定する場合は、ディスク・グループの名前の前にプラス記号(+)を付ける必要があります。
関連項目:
OCRの作成および適切な権限の設定の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle ASMディスク・グループ管理の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。
このコマンドを使用するには2つ以上のOCRデバイスが必要です。OCRデバイスが2つ未満の場合、ocrconfig -addコマンドを実行して新しいOCRデバイスを追加してからocrconfig -deleteコマンドを実行し、置換するOCRデバイスを削除します。