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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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ocrconfig -repair

ocrconfig -repairコマンドを使用して、このコマンドを実行するノードのOCR構成を修復します。このコマンドを使用して、クラスタのOCR構成の変更中に停止していた可能性のあるノードのOCRの場所を追加、削除または置換します。追加するOCRの場所が存在し、十分な権限を所有している必要があり、また、Oracle ASMディスク・グループの場合、この場所はマウントしてから追加する必要があります。

構文

ocrconfig -repair -add file_name | -delete file_name | -replace 
current_file_name -replacement new_file_name

使用上の注意

  • このコマンドは、rootで実行する必要があります。

  • 修復を正常に完了させるには、Oracle高可用性サービスを起動する必要があります。

  • ocrconfig -repairを実行する前にクラスタ・レディ・サービス・デーモンを停止する必要があります。

  • file_name変数は、有効なOCRと、既存のファイルの絶対パス名またはOracle ASMディスク・グループの名前のいずれかです。次に例を示します。

    • /oradbocfs/crs/data.ocr

    • d:\oracle\mirror.ocr

    • +newdg/mycluster/OCRFILE/registry.255.842574125

      Oracle ASMディスク・グループを指定する場合は、ディスク・グループの名前の前にプラス記号(+)を付ける必要があります。

      Oracle ASMディスク・グループの名前を取得するには、OCR構成を修復する必要がないノードでocrcheck -config -detailsコマンドを実行します。

    関連項目:

    • OCRの作成および適切な権限の設定の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。

    • Oracle ASMディスク・グループ管理の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。

    • ocrcheck -config -detailsコマンドの詳細は、OCRCHECKユーティリティの使用を参照してください。

  • ocrconfig -repairと同時に使用できるオプションは1つのみです。

  • このコマンドの実行によって変更されるのはローカル構成のみであり、影響を受けるのは現行のノードのみです。

OCR構成を修復するには、次の手順を実行する必要があります。

# ocrconfig -repair -delete +olddg