システムを変更せずにサーバー・プールの変更の影響を予測するには、crsctl eval modify serverpool
コマンドを使用します。このコマンドはクラスタ管理者にとって役に立つ場合があります。
crsctl eval modify serverpool server_pool_name {-file file_path
| -attr "attr_name=attr_value [,attr_name=attr_value
[, ...]]"}
[-f] [-admin [-l level [-x] [-a]]
関連項目:
-attr
パラメータの詳細は、「crsctl modify serverpool」
を参照してください
表E-41 crsctl eval modify serverpoolコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
server_pool_name
|
変更するサーバー・プールの名前。 |
-f |
このパラメータを指定する場合、CRSCTLではサーバー・プールを強制的に変更する影響が予測されます。 |
-admin [-l level] [-x] [-a]
|
このパラメータを指定する場合、CRSCTLではクラスタ管理者用に出力が表示されます。
注意: |
関連項目:
サーバー・プールおよびサーバー・プール属性の詳細は、「サーバー・プールの動作方法」を参照してください。
server_pool_name
パラメータは必須です。
属性名/値ペアの属性値にカンマが含まれる場合、値は一重引用符(''
)で囲む必要があります。次に例を示します。
"START_DEPENDENCIES='hard(res1,res2,res3)'"
このコマンドを実行すると、新しい構成に適合するように、Oracle Clusterwareによって他のサーバーがサーバー・プール間で再配置されることがあります。
oraで始まる名前を持つサーバー・プールはOracleのサーバー・プールであるため、これらのサーバー・プールにはこのコマンドを使用しないでください。
このコマンドはどの環境でも使用できますが、Oracle RAC環境でのみ役立ちます。