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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl modify serverpool

既存のサーバー・プールを変更するには、crsctl modify serverpoolコマンドを使用します。

構文

crsctl modify serverpool server_pool_name -attr "attr_name=attr_value
   [,attr_name=attr_value[, ...]]" [-policy policyName | -all_policies]
[-i] [-f]

パラメータ

表E-49 crsctl modify serverpoolコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
server_pool_name

変更するサーバー・プールの名前。

attr_name

変更するサーバー・プール属性の名前。名前の前には-attrフラグを付けます。

関連項目: サーバー・プール属性の詳細は、表3-1を参照してください。

attr_value

サーバー・プール属性の値。

注意: attr_nameパラメータおよびattr_valueパラメータは、カンマで区切って二重引用符("")で囲む必要があります。次に例を示します。

-attr "CHECK_INTERVAL=30,START_TIMEOUT=25"
-policy policyName |
-all_policies

サーバー・プール定義を変更する特定のポリシーまたはすべてのポリシーを指定します。

-i

-iを指定すると、Oracle Clusterwareでリクエストをすぐに処理できない場合にコマンドが失敗します。

-f

-fパラメータを指定すると、Oracle Clusterwareでは別のサーバー・プール内のサーバーで実行中のリソースが停止され、追加対象のサーバー・プールにそのサーバーが再配置されます。

-fパラメータを指定しない場合、Oracle Clusterwareでは、サーバー・プールを作成した結果、追加対象のサーバー・プールにサーバーを渡す別のサーバー・プール内のサーバーで、リソースが停止されるかどうかがチェックされます。その場合、Oracle Clusterwareではcrsctl add serverpoolコマンドが拒否されます。

関連項目:

サーバー・プールおよびサーバー・プール属性の詳細は、サーバー・プールの動作方法を参照してください。

使用上の注意

  • server_pool_nameパラメータは必須です。

  • 属性名/値ペアの属性値にカンマが含まれる場合、値は一重引用符('')で囲む必要があります。次に例を示します。

    "START_DEPENDENCIES='hard(res1,res2,res3)'"
    
  • このコマンドを実行すると、新しい構成に適合するように、Oracle Clusterwareによって他のサーバーがサーバー・プール間で再配置されることがあります。

  • oraで始まる名前を持つサーバー・プールはOracleのサーバー・プールであるため、これらのサーバー・プールにはこのコマンドを使用しないでください。

  • このコマンドはどの環境でも使用できますが、Oracle RAC環境でのみ役立ちます。

既存のサーバー・プールを変更するには、rootまたはOracle Clusterwareインストール所有者として次のコマンドを実行します。

# crsctl modify serverpool sp1 -attr "MAX_SIZE=7"