このコマンドは、DHCPパブリック・ネットワークを使用するときにグリッド・ネーミング・サービス(GNS)をクラスタに追加したり、クライアント・クラスタを作成するために使用します。
注意:
このコマンドはOracle Clusterwareでのみ使用できます。
srvctl add gnsコマンドは、次の構文モデルの1つで使用します。
現在GNSを実行していないクラスタにGNSを追加します。
srvctl add gns [-domain domain_name] -vip {vip_name | ip_address} [-verbose]
GNSを実行していないクラスタから、GNSを実行している別のクラスタのクライアント・クラスタに切り替えます。
srvctl add gns -clientdata file_name
表F-27 srvctl add gnsのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
-domain domain_name
|
クラスタIPアドレスのフォワードDNS参照に使用されるネットワーク・サブドメイン。このパラメータは、
|
-vip {vip_name |ip_address}
|
GNSがDNSリクエストをリスニングする仮想IP (VIP)名またはIPアドレスのいずれかを指定します。 GNSの追加先クラスタをサーバー・クラスタにするには、 |
-clientdata path_to_file
|
-clientdataパラメータを |
-verbose |
詳細な出力 |
このコマンドは、LinuxおよびUNIXプラットフォームではrootユーザーとして実行し、Windowsプラットフォームでは管理者ユーザーとして実行する必要があります。
GNSをクラスタに初めて追加する場合は、-vipパラメータと一緒に-domainパラメータを使用してください。
-clientdataパラメータを使用してGNSをクラスタに追加する場合は、まずGNSデータをファイルにエクスポートし、そのファイルを追加先クラスタのノードに手動でコピーする必要があります。-clientdataパラメータを使用し、クラスタ内の任意のノードに対してこのコマンドを実行します。
-vipパラメータと-clientdataパラメータを同時に指定することはできません。