Oracle ASMから別の記憶域タイプにOCRを移行するには、次の手順を実行します。
$ crsctl query crs activeversion
root
oinstall
640
注意:
OCRのシングル・ポイント障害を排除するには、プライマリ・ストレージの場所の2つ以上のミラーを作成します。OCRは、最大5つの場所をサポートします。
# ocrconfig -add file_location
複数のOCRの場所を追加する場合は、このコマンドを複数回実行できます。このコマンドの後続の実行ではそれぞれ異なるファイルの場所を指定する必要があります。
OCRバックアップ場所をファイル・システムに移行するには、次のコマンドをrootとして実行します。
# ocrconfig –backuploc file_location
# ocrconfig -delete +asm_disk_group
複数のOCRの場所が構成されている場合は、このコマンドを複数回実行できます。
次の例は、OCRCONFIGを使用してOCRをOracle ASMからNASに移行する方法を示しています。
# ocrconfig -add /nas/ocr
Oracle ASMに格納されていないOCRの場合は、異なるデバイスにOCRをミラー化することをお薦めします。