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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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Oracle ASMから他のタイプの記憶域へのOracle Cluster Registryの移行

Oracle ASMから別の記憶域タイプにOCRを移行するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Clusterware 12cへのアップグレードが完了していることを確認します。次のコマンドを実行し、現在実行中のバージョンを検証します。
    $ crsctl query crs activeversion
    
  2. ファイルを共有ファイル・システムまたはクラスタ・ファイル・システムにrootoinstall640の権限で作成します。

    注意:

    OCRのシングル・ポイント障害を排除するには、プライマリ・ストレージの場所の2つ以上のミラーを作成します。OCRは、最大5つの場所をサポートします。

  3. マウント・パーティションに500MB以上の領域があることを確認します。
  4. 作成したファイルがクラスタ内のすべてのノードから認識できることを確認します。
  5. ファイルをOCRの場所として追加するには、Oracle Clusterwareスタックが実行されていることを確認し、rootとして次のコマンドを実行します。
    # ocrconfig -add file_location
    

    複数のOCRの場所を追加する場合は、このコマンドを複数回実行できます。このコマンドの後続の実行ではそれぞれ異なるファイルの場所を指定する必要があります。

  6. OCRバックアップ場所がOracle ASMディスク・グループ上に構成されていないことを、確認します。

    OCRバックアップ場所をファイル・システムに移行するには、次のコマンドをrootとして実行します。

    # ocrconfig –backuploc file_location
    
  7. 使用されなくなったストレージ構成を削除するには、rootとして次のコマンドを実行します。
    # ocrconfig -delete +asm_disk_group
    

    複数のOCRの場所が構成されている場合は、このコマンドを複数回実行できます。

次の例は、OCRCONFIGを使用してOCRをOracle ASMからNASに移行する方法を示しています。

# ocrconfig -add /nas/ocr

Oracle ASMに格納されていないOCRの場合は、異なるデバイスにOCRをミラー化することをお薦めします。