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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl status serverpool

1つ以上の特定のサーバー・プールのステータスおよび構成情報を取得するには、crsctl status serverpoolコマンドを使用します。

構文

crsctl status serverpool [server_pool_name [...] | -w "filter"] [-p | -v | -f]

crsctl status serverpool {[server_pool_name [...]} -g

パラメータ

表E-69 crsctl status serverpoolコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
[server_pool_name [...] -g

特定のサーバー・プールを識別する場合には、1つ以上のサーバー・プール名を空白区切りで指定します。

-g: 指定したサーバー・プールが登録されているかどうかをチェックする場合にこのパラメータを使用します。

注意: サーバー・プール名を指定した後に、-gパラメータをその他のパラメータとともに使用することはできません

[-w "filter"]

MIN_SIZE > 3などのフィルタを二重引用符("")で囲んで指定する場合にこのパラメータを使用します。特定の文字を使用してサーバー・プールを識別する場合にこのパラメータを使用します。

関連項目: フィルタを参照してください。

[-p | -v | -f]

必要に応じて、次のパラメータのいずれかを指定できます。

  • -p: 指定したサーバー・プールの静的な構成を表示する場合にこのパラメータを使用します。

  • -v: 指定したサーバー・プールの実行時の構成を表示する場合にこのパラメータを使用します。

  • -f: 指定したサーバー・プールのすべての構成を表示する場合にこのパラメータを使用します。

使用上の注意

  • server_pool_nameパラメータまたはフィルタは必須です。

  • oraで始まる名前を持つサーバー・プールはOracleのサーバー・プールであるため、これらのサーバー・プールにはこのコマンドを使用しないでください。

  • このコマンドはどの環境でも使用できますが、Oracle RAC環境でのみ役立ちます。

例1

サーバー・プールsp1のすべての構成を表示するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl status serverpool sp1 -f
NAME=spl
IMPORTANCE=1
MIN_SIZE=0
MAX_SIZE=-1
SERVER_NAMES=node3 node4 node5
PARENT_POOLS=Generic
EXCLUSIVE_POOLS=
ACL=owner:oracle:rwx,pgrp:oinstall:rwx,other::r--
SERVER_CATEGORY=ora.hub.category
ACTIVE_SERVERS=node3 node4

例2

すべてのサーバー・プールおよびそれらに関連付けられたサーバーを表示するには、次のコマンドを使用します。

$ crsctl status serverpool
NAME=Free
ACTIVE_SERVERS=

NAME=Generic
ACTIVE_SERVERS=node1 node2

NAME=ora.orcl
ACTIVE_SERVERS=node1 node2

NAME=sp1
ACTIVE_SERVERS=node3 node4

例3

特定の基準を満たすサーバー・プールを検索するには、次のコマンドを使用します。

$ crsctl status serverpool -w "MAX_SIZE > 1"
NAME=sp2
ACTIVE_SERVERS=node3 node4