高速ホーム・プロビジョニングのアーキテクチャ

高速ホーム・プロビジョニング・アーキテクチャは、高速ホーム・プロビジョニング・サーバーと高速ホーム・プロビジョニング・クライアントで構成されます。高速ホーム・プロビジョニング・サーバー・クラスタと高速ホーム・プロビジョニング・クラスタがあります。

高速ホーム・プロビジョニング・サーバー・クラスタはすべてのデータのリポジトリです。データは大きく分けて次の2つのタイプがあります。

• ゴールド・イメージ

• ユーザー、ロール、権限およびアイデンティティに関連するメタデータ

高速ホーム・プロビジョニング・サーバーは、Oracleホームのプロビジョニングでセントラル・サーバーとして動作し、高速ホーム・プロビジョニング・クライアント・クラスタでOracleホームを利用できるようにします。

ユーザーは、高速ホーム・プロビジョニング・サーバーまたは高速ホーム・プロビジョニング・クライアントのクラスタ・サイトで操作し、Oracleホームのデプロイメントをリクエストしたり、ゴールド・イメージを問い合せたりします。ユーザーがゴールド・イメージを指定してOracleホームをリクエストすると、高速ホーム・プロビジョニング・クライアントは、高速ホーム・プロビジョニング・サーバーと通信してそのリクエストを渡します。高速ホーム・プロビジョニング・サーバーが適切なアクションを実行してリクエストを処理します。具体的には、Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)、ネットワーク・ファイル・システム(NFS)、スナップショットなどのテクノロジを使用して、ゴールド・イメージのコピーをインスタンス化し、高速ホーム・プロビジョニング・クライアント・クラスタで利用できるようにします。

この項には次のトピックが含まれます:

• 高速ホーム・プロビジョニング・サーバー

• 高速ホーム・プロビジョニング・クライアント

• 高速ホーム・プロビジョニングのロール

• 高速ホーム・プロビジョニングのイメージ