この項では、OCRDUMPユーティリティを使用してトラブルシューティングのためにOCRおよびOracle Local Registry(OLR)の内容を表示する方法について説明します。OCRDUMPユーティリティを使用すると、OCRおよびOLRの内容を読みやすい形式でファイルまたはstdout
に書き込むことによって表示できます。
OCRDUMPにはいくつかのオプションを使用できます。たとえば、出力をキーおよびその子に制限できます。ブラウザを使用して表示可能なXMLファイルに内容を書き込むこともできます。OCRDUMPは、ASCII文字列およびデータ型形式の値としてOCRのキーを書き込みます。OCRDUMPは、ベスト・エフォート原則に基づいてヘッダー情報を取得します。
また、OCRDUMPを実行すると、Grid_home
/log/
host_name
/client
にログ・ファイルが作成されます。ログ・レベルを変更するには、Grid_home
/srvm/admin/ocrlog.ini
ファイルを編集します。
ロギング・コンポーネントを変更するには、comploglvl=
エントリを含むエントリを編集します。たとえば、OCRAPI
コンポーネントのログ・レベルを3に変更し、OCRRAW
コンポーネントのログ・レベルを5に変更するには、ocrlog.ini
ファイルに次のエントリを作成します。
comploglvl="OCRAPI:3;OCRRAW:5"
注意:
OCRDUMPユーティリティを使用する前に、Grid_home
ディレクトリにファイルを作成する権限を持っていることを確認してください。
この項には次のトピックが含まれます: