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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71338-03
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17.12 データベース・アプリケーションでのハイ・コントラスト・モードの使用

Oracle Application Express開発環境、Webシート・ランタイムに加え、独自のデータベース・アプリケーション内でも、セッションがハイ・コントラスト用に最適化されていることを確認できます。この項では、独自のデータベース・アプリケーションのユーザーがこのモードを使用できるようにする方法とそれを拡張する方法について説明します。

内容は次のとおりです。

17.12.1 ハイ・コントラスト・モードのプロビジョニング

独自のデータベース・アプリケーションのユーザーに対してハイ・コントラスト・モードをプロビジョニングするには、次の3つの方法があります。

  • ページ・テンプレート#HIGH_CONTRAST_TOGGLE#置換文字列を使用します。

    #HIGH_CONTRAST_TOGGLE#置換文字列をページ・テンプレートに追加すると、Oracle Application Expressでは、モードをオンまたはオフにする(切り替える)ためのリンクがカレント・ページに表示されます。つまり、標準モードの場合、このプロシージャによってモードをオンに切り替えるリンクが生成されます。

  • ハイ・コントラスト・モードの制御にAPIを使用します。

    このモードの制御に、APEX_UTIL APIを使用します。1つの場所でのみ切替えをレンダリングし、ページ・テンプレート・レベルでは行わない場合や、実際に表示されるリンク・テキストをより詳細に制御する場合に、APIを使用したい場合があります。詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』のAPEX_UTILに関する説明を参照してください。

  • f?p構文のREQUEST属性を使用してハイ・コントラスト・モードを有効化および無効化します。

    f?p構文のREQUEST属性の一般的な構文は、次のとおりです。

    f?p=application:page:session:request:...
    

    リクエストがSET_SESSION_HIGH_CONTRAST_ONまたはSET_SESSION_HIGH_CONTRAST_OFFの場合、セッションのハイ・コントラスト・モードがオンまたはオフになります。次に例を示します。

    <a href="f?p=100:1:&SESSION.:SET_SESSION_HIGH_CONTRAST_ON">Set High Contrast On</a>
    

17.12.2 ハイ・コントラスト・モードの拡張

「ハイ・コントラスト・モードの機能」で説明されている、このモードのデフォルトの機能に加えて、ユーザー独自のコンポーネントを制御することもできます。たとえば、ハイ・コントラスト・モードでの実行時に、ハイ・コントラストに固有のCSSファイルを条件付きで含めることができます。

ファンクションAPEX_UTIL.IS_HIGH_CONTRAST_SESSIONAPEX_UTIL.IS_HIGH_CONTRAST_SESSION_YNの詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』のAPEX_UTILに関する説明を参照してください。