Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.2 for Oracle Database 12c B71338-03 |
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この項では、Webシート・ページ、ページ・セクション、外部URL、データ・グリッドにリンクを追加するための構文や、SQLまたはSQLVALUE構文を含めるための構文について説明します。
ヒント: 各Webシート・ページの右上隅に「ヘルプ」ボタンが表示されています。ヘルプ・ページ「マークアップ構文」には、この項で説明するすべての構文オプションがリストされています。 |
内容は次のとおりです。
Webシート内の他のページへのリンクをページ・セクションに含めるには、次の構文を使用します。そのページが存在する場合は、リンクが表示されます。そのページが存在しない場合は、ページを作成するためのリンクが表示されます。page:
識別子の使用はオプションであることに注意してください。
構文:
[[ page: <page alias> | <link name> ]] [[ <page alias> | <link name> ]]
構文の例:
[[page: home]] [[mypage | My Page]]
コンテキスト内の例:
One of the most colorful fish is the [[ clownfish | Clown fish]].
ページ・セクションへのリンクを含めるには、次の構文を使用します。セクションが存在する場合は、リンクが表示されます。セクションが存在しない場合は、セクションを作成するためのリンクが表示されます。セクションの前にページがない場合、そのセクションはカレント・ページにあるとみなされることに注意してください。
構文:
[[ section: <page alias> . <page section> | <link name> ]] [[ section: <page section> | <link name> ]]
カレント・ページ内でリンクする構文の例:
[[section: clownfish | Clown Fish]]
異なるページにリンクする構文の例:
[[section: fish.clownfish | Clown Fish]]
コンテキスト内の例:
One of the most colorful fish is the [[ section: clownfish | Clown fish]]. Visit or fish page to see the [[ section: fish . clownfish | Clown fish]], also known as Nemo.
外部URLへのリンクをページ・セクションに含めるには、次の構文を使用します。url:
識別子の使用はオプションであることに注意してください。新しいブラウザ・ウィンドウでリンクを開くには、ポップアップ接頭辞を使用します。
構文:
[[ url: <url> | <link name> ]] [ popupurl: <url> | <link name> ]] [[ <url> | <link name> ]]
構文の例:
[[url: http://www.company.com/store | commpanystore]] [[popupurl: http://www.company.com/store | commpanystore]] [[http://www.searchengine.com | searchengine]] [[http://www.searchengine.com ]]
コンテキスト内の例:
You can buy Company software on the [[http://www.company.com/store | Company Store]] website.
データ・グリッドへのリンクをページ・セクションに含めるには、次の構文を使用します。これらのリンクを使用して、データ・グリッドを表示したり、新しいデータを作成することができます。データ・グリッドは、1ワードまたは2ワードであることに注意してください。
構文:
[[ data grid: <datagrid alias | <link name> ]] [[ datagrid: <datagrid alias | <link name> ]] [[ datagrid: <datagrid alias . <saved report name (may not be private)> | <link name> ]]
構文の例:
[[ data grid: todo list | To Do List ]] [[ data grid: todo list . open todo items | To Do List ]] [[ datagrid: todo list | To Do List ]]
コンテキスト内の例:
Please review the [[ data grid: todo list | To Do List ]] and ensure your tasks can be accomplished by Friday.
SQL
またはSQLVALUE
構文を使用して、データ・グリッドまたは表やビューに対する問合せからの単一値や表形式の結果をページのセクションに含めることができます。SQLVALUE
タグは、SQL問合せによって戻される最初の行の最初の列を表示し、これにより、文中にデータベース・データを埋め込むことができます(例: There are currently 5 types of cats.)。表形式の結果に対しては、SQL
タグを使用します。SQL
タグの結果は、検索可能なレポートで表示されます。ただし、デフォルトでは、NOSEARCH
構文を使用してこの検索オプションを無効化できます。
データ・グリッドを操作する場合、(「構文」の下に表示される)いくつかの追加オプションとルールがあります。データ・グリッド問合せを作成する際の基本的なルールは次のとおりです。
データ・グリッドの名前または別名は中括弧で囲みます。次に例を示します。
{Cat Facts}
データ・グリッド列名は二重引用符で囲みます。次に例を示します。
"Type of Cat"
高度なルールの詳細は、「高度なデータ・グリッド問合せのルールについて」を参照してください。
表およびビューに対する問合せの構文:
[[sql: <select statement> ]] [[sql: <select statement | limit="<maximum rows>" nosearch style="<style number>" ]] [[sqlvalue: <select statement> ]]
データ・グリッド問合せの構文:
[[sql: <select statement> ]] [[sql: <select statement | limit="<maximum rows>" nosearch style="<style number>" edit_row add_row show_sql ]] [[sqlvalue: <select statement> ]] [[sqlvalue: <select statement> | show_sql ]]
コンテキスト内SQLタグ構文の例:
[[sql: select ename "Employee Name", sal "Salary" from emp order by sal desc | limit="10" style="2"]]. [[sql: select "Type of Cat", "Estimated Population", "Largest Threats", "Top Speed", "Scientific Name", "IUCN Status", "Weight", "Study Date" from {Cat Facts} | add_row edit_row ]]
コンテキスト内SQLVALUEタグ構文の例:
We have [[sqlvalue: select count(*) from emp]] employees in our database, [[sqlvalue: select count(*) from emp where deptno=10 ]] work in department 10.We are currently tracking [[sqlvalue: select count(*) from {Cat Facts} ]] types of cats.
高度なデータ・グリッド問合せには、次のルールがあります。
行の編集または行の追加リンクを含めるには、問合せがデータ・グリッドを1回のみ参照している必要があります(つまり、問合せ内でデータ・グリッドをそれ自体に結合することはできません)。
行の編集リンクを含めるには、最初の列がデータ・グリッドの主キー(つまり、データの行を一意に識別する列)である必要があります。"edit_row"オプションが含まれ、かつ問合せに単一のselect文がある場合、主キー列が自動的に含められます。問合せに複数のselect文が含まれる場合、行の編集リンクを含めるために、"APXWS_DATA_GRID_PK"
置換(常に二重引用符記号で囲みます)をSELECT
文の最初の列として使用して、主キーを含めることができます。
レポートの列名がデータ・グリッドの列名になりますが、標準SQLの列の別名指定構文を使用して変更できます。たとえば、次の例では、Minimum Number
列からのデータが表示されますが、ヘッダーはMin
として表示されます。
select "Minimum Number" "Min" from ...
列名が30文字を超える場合、名前として最初の30文字のみを含めます。たとえば、次のように使用します。
"% of Estimated Lions per Region"
次の例は使用しません。
"% of Estimated Lions per Region"
実行される問合せを表示するには、"show_sql
"オプションを含めます。このオプションを含めることで、含まれたレポートの上部に問合せが表示されます。これはデバッグには優れた方法ですが、本番アプリケーションに対する"show_sql
"の使用はお薦めしません。