Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.2 for Oracle Database 12c B71338-03 |
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アプリケーション・ビルダーには、ツリーを生成するための組込みウィザードが用意されています。ツリーでは、jsTreeのJavaScriptベースのブラウザに依存しないツリー・コンポーネントが利用されます。このコンポーネントには、テーマのサポート、オプションのキーボード・ナビゲーションおよびオプションの状態保存機能が備わっています。ツリーは、表またはビューでIDと親ID列を識別することによって階層関係を指定する問合せから作成できます。ツリー問合せでは、START WITH .. CONNECT BY
句を利用して、階層問合せを生成します。
内容は次のとおりです。
ヒント: jsTreeリージョンは、「デスクトップ」ユーザー・インタフェースを使用したページでのみ作成できます。 |
ウィザードを使用してツリーを作成するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
「ページの作成」をクリックして、「次へ」をクリックします。
「ページ・タイプ」で、「ツリー」を選択します。
「ページ属性」で、次のように指定します。
ページ番号: ツリーを作成する必要があるページを指定します。
ページ名: 新しいページにツリーを作成する場合、ページ名を入力します。
リージョン・テンプレート: ツリー・リージョンのリージョン・テンプレートを選択します。
リージョン名: ツリーを含めるリージョンの名前を入力します。
ブレッドクラム: ページでブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかどうか、およびどのブレッドクラム・ナビゲーション・コントロールを使用するかを選択します。「ブレッドクラム」を選択した場合、次のように入力します。
エントリ名: ブレッドクラム・エントリの名前を入力します。
親エントリの選択: 親エントリを選択します。
「次へ」をクリックします。
「タブ」で、ページにタブを含めるかどうかを指定し、「次へ」をクリックします。
「ツリー・テンプレート」で、ツリー・テンプレートを選択し、「次へ」をクリックします。
「表/ビューの所有者と名前」で、ツリーのベースにする表またはビューの所有者と名前を選択し、「次へ」をクリックします。
「問合せ」で、ツリーに含める列を選択します。
ID: IDとして使用する列を選択します。
親ID: 親IDとして使用する列を選択します。
ノード・テキスト: ツリー・ノードに表示するテキストを選択します。
開始: 階層ツリー問合せのルートを指定するために使用する列を選択します。
ツリーを開始: 問合せの開始方法を選択します。オプションは次のとおりです。
既存のアイテムに基づく: 既存のアプリケーション・アイテムまたはページ・アイテムを選択します。
SQL問合せに基づく: 単一行または単一列を返すSQL問合せを入力します。
静的値に基づく: 静的値を入力します。
値はNULL
「次へ」をクリックします。
「WHEREおよびORDER BY」で、次のように指定します。
WHERE句: オプションのWHERE
句を入力します。
ORDER SIBLINGS BY: 兄弟の並替え基準として使用する列を選択します。
「次へ」をクリックします。
「ツリー属性」で、次のように指定します。
ボタンを含む: 含めるボタンを選択します。
選択したノードのページ・アイテム: 選択したノード値を保持するために使用できます。アプリケーション・アイテムを選択した場合、このアイテムを使用して、最後に選択したツリー・ノードの値を保持することで、ツリーの状態を保存できます。
ツールチップ: マウスをリーフ・ノードに合わせたときにツールチップを表示します。オプションは次のとおりです。
静的割当て: ツールチップ・テキストとして使用する静的値を指定します。静的テキストで置換文字列を使用して、SQL問合せからの情報をツールチップ・テキストに組み込むことができます。使用可能な置換文字列は次のとおりです。
#VALUE#
: 「ID」列の値を参照します。
#TITLE#
: 「ノード・テキスト」列の値を参照します。
#LINK#
: 「リンク」オプションの値を参照します。
データベース列: ツールチップ・テキストとして使用する列を選択します。
「リンク・オプション」で、次のオプションを選択します。
既存のアプリケーション・アイテム: リーフ・ノード・テキストをリンクにします。このオプションを選択する場合、リンク先のページおよびリーフ・ノード・テキストをリンクする既存アプリケーション・アイテムを指定する必要があります。
このオプションは、「既存のアプリケーション・アイテム」リンク・オプションを選択した場合にのみ表示されます。
なし
「次へ」をクリックします。
選択内容を確認して、「終了」をクリックします。
デフォルトではツリーにフォーカスが置かれておらず、シングルクリック・アクションによってノード・リンクがアクティブ化されます。このセクションでは、開発者がツリー属性を編集してツリーをカスタマイズする方法について説明します。
開発者は、ツリー属性ページで属性を編集してツリーをカスタマイズできます。
ツリー属性ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
該当するページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。
ツリー属性ページにアクセスします。
ツリー・ビュー: リージョン名を右クリックし、「ツリーの編集」を選択します。
コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、編集するツリー・リージョンの名前の横にある「ツリー」リンクをクリックします。
ツリー属性ページが表示されます。このページは次のセクションに分かれています。
「表示設定」を使用すると、ツリーの外観と機能を制御できます。これらの設定を使用して、ツリー・テンプレート、ツールチップおよびページ・アイテム(最後に選択したノード値を保持してツリー状態を保存するためのもの)の定義、ページのロード時にツリーをフォーカスするかどうかの決定、およびツリー上のノード・リンクをアクティブ化するためのアクションの決定を行います。
「問合せ」を使用すると、ツリーの基礎となるSQL問合せを編集できます。問合せは、次の形式にする必要があります。
SELECT status, level, name, icon, id, tooltip, link FROM ... WHERE ... START WITH... CONNECT BY PRIOR id = pid ORDER SIBLINGS BY ...
特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。
ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。
「変更の適用」をクリックします。
Oracle Application Expressの以前のリリースでは、共有コンポーネントとしてのツリーの作成がサポートされていました。既存のツリーはまだサポートされますが、Oracle Application Expressでは共有コンポーネントとしてのツリーの作成がサポートされなくなりました。
Oracle Application Expressでは、jsTreeツリー・リージョンの生成がサポートされるようになりました。jsTreeは、JavaScriptベースのブラウザに依存しないツリー・コンポーネントです。jQueryプラグインとしてパッケージ化されています。詳細は、「ツリーの作成」を参照してください。
内容は次のとおりです。
ツリーを共有コンポーネントとして作成した後、そのツリーをツリー・ページで編集できます。
共有コンポーネントとして作成されたツリーを編集するには、次のステップを実行します。
ツリー・ページにナビゲートします。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ナビゲーション」で、「ツリー」をクリックします。
ツリー・ページが表示されます。
ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用して変更できます。「対話モード・レポートのカスタマイズ」を参照してください。
ツリーを選択します。
ツリーの編集ページが表示されます。
対象となる属性を編集します。
ページ上の特定のアイテムの詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。
「変更の適用」をクリックします。
「ツリー」ページ上部の該当するタブをクリックすると、ツリーの使用状況およびツリー履歴レポートを表示できます。
ツリー・レポートを表示するには、次のステップを実行します。
ツリー・ページにナビゲートします。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
「ナビゲーション」で、「ツリー」をクリックします。
該当するタブをクリックします。
使用状況
履歴
ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用して変更できます。「対話モード・レポートのカスタマイズ」を参照してください。
詳細は、次に続くセクションを参照してください。
注意: 「使用状況」ボタンと「履歴」ボタンが表示されるのは、ツリーを作成した後のみです。 |
ツリー・ページの「使用状況」をクリックすると、「ツリーの使用状況」レポートにアクセスできます。このレポートには、カレント・アプリケーションに含まれるすべてのツリーが表示されます。ツリーを編集するには、ツリー名を選択します。
ツリー・ページの「履歴」をクリックすると、ツリーに対する変更が開発者および日付ごとに表示されます。