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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71338-03
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10.7 ショートカットの使用

ショートカットを使用すると、HTMLまたはPL/SQLファンクションを繰り返しコーディングする必要がなくなります。ショートカットを使用して、ボタン、HTMLテキスト、PL/SQLプロシージャ、HTMLなどのページ・コントロールを定義できます。ショートカットを定義すると、そのショートカットが使用される位置に固有な特定の構文を使用して起動できます。ショートカットは何度でも参照できるため、コードの重複を削減できます。

内容は次のとおりです。

10.7.1 ショートカット・タイプ

ショートカットを作成する際は、作成するショートカットのタイプを指定する必要があります。Oracle Application Expressは、次のショートカット・タイプをサポートしています。

  • PL/SQLファンクション本体

  • HTMLテキスト

  • エスケープされた特殊文字を持つHTMLテキスト

  • イメージ

  • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのテキスト

  • メッセージ

  • エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのメッセージ

10.7.1.1 エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのテキスト

このタイプのショートカットを使用して、JavaScriptリテラル文字列内部のショートカットを参照します。このショートカットは、テキスト文字列を定義します。ショートカットが参照されると、JavaScriptに必要な一重引用符がエスケープされます。

10.7.1.2 メッセージ

このタイプのショートカットを使用して、実行時に変換可能なメッセージを参照します。このショートカットにはショートカット・ボディがないため、ショートカット名と、対応するメッセージ名が一致する必要があります。実行時、ショートカット名は、現在の言語に翻訳可能なメッセージのテキストに展開されます。

10.7.1.3 エスケープされた一重引用符を持つJavaScriptのメッセージ

このタイプのショートカットを使用して、JavaScriptリテラル文字列内部のショートカットを参照し、実行時に変換可能なメッセージを参照します。

10.7.2 ショートカットの定義

ショートカットをアプリケーションに組み込むには、ショートカットを定義して、ショートカット・リポジトリに追加する必要があります。ショートカットを参照するには、次の構文を使用します。

"MY_SHORTCUT"

ショートカットの名前は、大文字で指定し、引用符で囲む必要があります。

ショートカットを定義するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. アプリケーション・ビルダーが表示されたら、「共有コンポーネント」をクリックします。

  4. ユーザー・インタフェースで、「ショートカット」を選択します。

  5. 「作成」をクリックします。

  6. 次のいずれかの項目を選択します。

    • 最初から

    • 既存のショートカットのコピーとして

  7. 画面に表示されるステップに従います。

新しいショートカットがショートカット・リポジトリに追加され、次の属性で選択可能になります。

10.7.2.1 ショートカット・ページについて

ショートカットを作成すると、そのショートカットがショートカット・ページに表示されます。「ビュー」リストから選択して、ページの表示方法を制御します。使用可能なオプションは次のとおりです。

  • アイコン(デフォルト): 各ショートカットを大きいアイコンとして表示します。ショートカットを編集するには、該当するアイコンをクリックします。

  • 詳細: 各ショートカットをレポートで1行に表示します。ショートカットを編集するには、名前をクリックします。

10.7.3 既存のショートカットの編集

作成したショートカットは、ショートカットの編集ページで属性を編集することで変更できます。

既存のショートカットを編集するには、次のようにします。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「共有コンポーネント」をクリックします。

  4. ユーザー・インタフェースで、「ショートカット」を選択します。

  5. ショートカットを選択します。

    ショートカットの編集ページが表示されます。

  6. ページ上の特定のアイテムの詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  7. 「変更の適用」をクリックします。

10.7.3.1 ナビゲーションの選択肢について

ショートカットの編集ページは、「名前」、「サブスクリプション」、「ソース」、「構成」および「コメント」のセクションに分かれています。

これらのセクションにアクセスするには、ページをスクロール・ダウンするか、ページ上部のナビゲーション・ボタンをクリックします。ページ上部のボタンを選択すると、選択されたセクションが表示され、その他のセクションはすべて一時的に非表示になります。ページのすべてのセクションを表示するには、「すべて表示」をクリックします。

10.7.4 ショートカット・レポートの表示

アプリケーション・ビルダーには、ショートカットの管理に役立ついくつかのレポートが含まれています。

ショートカット・レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. アプリケーション・ビルダーが表示されたら、「共有コンポーネント」をクリックします。

  4. ユーザー・インタフェースで、「ショートカット」を選択します。

  5. 次のいずれかのタブをクリックします。

    • サブスクリプション

    • 履歴


    注意:

    「サブスクリプション」タブおよび「履歴」タブが表示されるのは、ショートカットを作成した後のみです。

10.7.4.1 サブスクライブされたショートカット

「サブスクリプション」をクリックすると、サブスクライブされたショートカット・ページが表示されます。このページには、アプリケーションに存在するサブスクライブされたショートカットがすべて表示されます。

10.7.4.2 ショートカット履歴

「履歴」をクリックすると、ショートカット履歴ページが表示されます。このページには、最近変更されたショートカットの履歴が日付ごとに表示されます。