SQLのINSERT
文に対するPL/SQLの拡張機能により、insert_into_clause
で列リストを指定するかわりに、single_table_insert
のvalues_clause
でレコード名を指定できます
この形式のINSERT
文は、結果的にはレコードを表に挿入しますが、実際には表に行を追加し、その行の各列へ対応するレコードの値を設定します。
関連項目:
SQLのINSERT
文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
ここでのトピック
構文
insert_into_clause ::=
values_clause ::=
セマンティクス
insert_into_clause
dml_table_expression_clause
通常は表名。詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
t_alias
dml_table_expression_clause
の別名。
values_clause
record
RECORD
型または%ROWTYPE
型のレコード変数の名前。record
は、dml_table_expression_clause
によって説明される項目の行を表している必要があります。つまり、レコードには、行のすべての列に対して、互換性のあるデータ型のフィールドが必要です。列にNOT
NULL
制約が含まれている場合、対応するフィールドにNULL
値を含めることはできません。
関連項目:
INSERT
文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
例
例5-52、デフォルト値のレコードの挿入による表の初期化