レコード変数はコンポジット変数であり、フィールドと呼ばれるその内部コンポーネントは別々のデータ型にすることができます。レコード変数の値およびそのフィールドの値は変更可能です。
レコード変数全体はレコード変数の名前で参照します。レコード・フィールドを参照するには、構文record.field
を使用します。
次のいずれかの方法でレコード変数を作成できます。
レコード型を定義し、次にその型の変数を宣言します。
データベースの表またはビュー内の行の全体または一部を表すレコード変数を宣言するには、%ROWTYPE
を使用します。
事前に宣言されているレコード変数と同じ型のレコード変数を宣言するには、%TYPE
を使用します。
ここでのトピック
構文
record_type_definition ::=
record_variable_declaration ::=
「rowtype_attribute ::=」を参照してください。
セマンティクス
record_type_definition
record_type
定義するレコード型の名前。
field_definition
field
定義するフィールドの名前。
datatype
定義するフィールドのデータ型。
NOT NULL
定義するフィールドにNOT
NULL
制約を付けます。この制約の詳細は、「NOT NULL制約」を参照してください。
expression
datatype
と互換性のあるデータ型の式。record_variable_declaration
が処理されるとき、expression
の値がrecord
.field
に代入されます。この値が、フィールドの初期値です。
record_variable_declaration
record_1
宣言するレコード変数の名前。
record_type
事前に定義されたレコード型の名前。record_type
はrecord_1
のデータ型です。
rowtype_attribute
「%ROWTYPE属性」を参照してください。
record_2
事前に宣言されているレコード変数の名前。
%TYPE
「%TYPE属性」を参照してください。