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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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spmove

目的

ソースから宛先にOracle ASM SPFILEを移動し、GPnPプロファイルを自動的に更新します。

構文および説明

spmove source destination

表10-20に、spmoveコマンドのオプションを示します。

表10-20 spmoveコマンドのオプション

オプション 説明

source

ソース・ファイルを指定します。

destination

宛先のファイルを指定します。

spmoveを使用する場合、次のことに注意してください。

  • spmoveでは、オープン・インスタンスでPFILEまたは別のSPFILEを使用している場合、Oracle ASM SPFILEを移動できます。SPFILEを移動した後で、新しい場所のSPFILEを使用するには、そのSPFILEを使用してインスタンスを再起動します。

  • spmoveでは、オープンされたOracle ASMインスタンスでOracle ASM SPFILEが使用されている場合、Oracle ASM SPFILEを移動できません。

アップグレード後のOracle ASMインスタンスの初期化パラメータ・ファイルのコピーおよび移動の詳細は、Oracle ASM初期化パラメータ・ファイルのバックアップ、コピーおよび移動についてを参照してください。

spmoveを使用してOracle ASM SPFILEをディスク・グループに移動するには、ディスク・グループ属性COMPATIBLE.ASM11.2以上に設定する必要があります。

次に、spmoveコマンドの例を示します。1つ目の例では、Oracle ASM SPFILEをdataディスク・グループからあるオペレーティング・システムの場所に移動します。2つ目の例では、SPFILEをあるオペレーティング・システムの場所からdataディスク・グループに移動します。

例10-26 ASMCMD spmoveコマンドの使用方法

ASMCMD> spmove +DATA/spfileASM.ora
               /oracle/product/11.2.0/grid/dbs/spfileMoveASM.ora

ASMCMD> spmove /oracle/product/11.2.0/grid/dbs/spfile+ASM.ora
               +DATA/ASM/spfileMoveASM.ora