目的
Oracle ACFSファイルシステムをマウントします。
構文および説明
acfsmountvol /h
acfsmountvol
acfsmountvol [/v] /all
acfsmountvol [/v] { drive_letter |dir } volume_device
表16-21に、acfsmountvolコマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-21 acfsmountvolコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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verboseモードを指定します。操作が発生すると、進捗状況が表示されます。 |
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使用方法のヘルプ・テキストを表示して終了します。 |
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Oracle ADVMボリューム・デバイスにリンクするWindowsドライブ文字。 |
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マウント・ポイントの完全ディレクトリ(ドライブ文字を含む)を指定します。 |
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acfsmountvolは、指定したパス名またはドライブ名にあるファイルシステム階層にOracle ACFSをアタッチします。dirは、空のディレクトリである必要があります。Oracle ACFSマウント・ポイントは、任意の空のディレクトリに作成でき、階層化(ネスト化)できます。
acfsmountvolが正常に実行されると、V$ASM_VOLUMEビューのMOUNTPATH列に、ファイルシステムがマウントされた完全パスまたはドライブ名が表示されます。引数を指定しない場合、このノードにマウント済のOracle ACFSファイルシステムがすべてリストされます。
マウント失敗の原因をacfsmountvolコマンドに戻すことは、いつでもできるわけではありません。これが起こると、Oracle ACFSは失敗の原因をWindowsシステム・イベント・ログ出力に書き込みます。
Oracle ACFSファイルシステムは1つのマウント・ポイントにのみマウントされます。同じマウント・ポイント名をすべてのクラスタ・メンバーで使用する必要があります。
Oracle ACFSをマウントするには、WindowsのAdministrator権限が必要です。
例
1つ目の例は、F:ドライブとして識別されるマウント・ポイントにasm-volume1-311をマウントする方法を示しています。2つ目の例は、c:\oracle\acfsmounts\acfs1\で指定したマウント・ポイントにasm-volume1-215をマウントする方法を示しています。最初の2つの例はverboseモードを有効にします。3つ目の例では、ノードでマウントされているすべてのファイルシステムをディスマウントします。
例16-16 acfsmountvolコマンドの使用方法
C:\> acfsmountvol /v F: asm-volume1-215
C:\> acfsmountvol /v c:\oracle\acfsmounts\acfs1 asm-volume1-311
C:\oracle>acfsmountvol
asm-volume1-311
C:\oracle\acfsmounts\acfs1