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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsformat

目的

Oracle ACFSファイルシステムを作成します。

構文および説明

acfsformat /h
acfsformat [/v] [/f] [/n name] volume_device [blocks]

表16-20に、acfsformatコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-20 acfsformatコマンドのオプション

オプション 説明

/v

verboseモードを指定します。操作が発生すると、進捗状況が表示されます。

/n name

ファイルシステムの名前を指定します。これは、ボリューム・ラベルともいいます。acfsutil info fsは、指定されていれば名前を戻します。また、V$ASM_ACFSVOLUMESビューのVOL_LABEL列から表示することもできます。

/f

forceオプションを指定します。このアクションで、デバイスに既存のOracle ACFSがあっても、ファイルシステムが作成されます。ただし、フィアル・システムがディスマウントされている場合にかぎります。このオプションは、元のファイルシステム上の構造を上書きします。慎重に使用してください。

/h

使用方法のヘルプ・テキストを表示します。

blocks

指定したデバイスでファイルシステムが消費するブロック数を指定します。量は、K(KB)、M(MB)、G(GB)またはT(TB)の単位で指定できます。単位が指定されていない場合、デフォルトはバイトです。このオプションを指定しない場合、デバイス全体が消費されます。

volume_device

フォーマットするOracle ADVMデバイス・ファイルを指定します。

acfsformatは、Oracle ACFSのマウントに必要なディスク上の構造を作成します。acfsformatは、ターゲット・ボリュームでクイック・フォーマットを実行します。acfsformatの実行に成功すると、V$ASM_VOLUMEビューのUSAGE列にはACFSが表示されます。

最初のファイルシステム・サイズは200 MBです。

acfsformatを機能させるには、Oracle ACFSドライバをロードする必要があります。

このコマンドを使用するには、WindowsのAdministrator権限が必要です。

この例は、Oracle ACFSファイルシステムの作成方法を示しています。この例ではverboseオプションが指定されています。

例16-15 acfsformatコマンドの使用方法

C:\> acfsformat /v asm-volume1-311