目的
Oracle ACFSファイルシステムを作成します。
構文および説明
acfsformat /h acfsformat [/v] [/f] [/n name] volume_device [blocks]
表16-20に、acfsformatコマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-20 acfsformatコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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verboseモードを指定します。操作が発生すると、進捗状況が表示されます。 |
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ファイルシステムの名前を指定します。これは、ボリューム・ラベルともいいます。 |
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forceオプションを指定します。このアクションで、デバイスに既存のOracle ACFSがあっても、ファイルシステムが作成されます。ただし、フィアル・システムがディスマウントされている場合にかぎります。このオプションは、元のファイルシステム上の構造を上書きします。慎重に使用してください。 |
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使用方法のヘルプ・テキストを表示します。 |
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指定したデバイスでファイルシステムが消費するブロック数を指定します。量は、 |
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フォーマットするOracle ADVMデバイス・ファイルを指定します。 |
acfsformatは、Oracle ACFSのマウントに必要なディスク上の構造を作成します。acfsformatは、ターゲット・ボリュームでクイック・フォーマットを実行します。acfsformatの実行に成功すると、V$ASM_VOLUMEビューのUSAGE列にはACFSが表示されます。
最初のファイルシステム・サイズは200 MBです。
acfsformatを機能させるには、Oracle ACFSドライバをロードする必要があります。
このコマンドを使用するには、WindowsのAdministrator権限が必要です。
例
この例は、Oracle ACFSファイルシステムの作成方法を示しています。この例ではverboseオプションが指定されています。
例16-15 acfsformatコマンドの使用方法
C:\> acfsformat /v asm-volume1-311